第一定例会において会派を代表し、幹事長が一般質問を2/8に行いました。


私の所属している会派では、所属議員がそれぞれのテーマとして提出し、代表者が壇上で一般質問を読むということになっています。

そこで、私は働く女性のニーズとしても増加し続ける保育の問題、
とりわけ待機児童問題についてを今回問うことにいたしました。

質問内容はこちらです。
(正式な議事録ではありませんのでご了承ください。)


待機児童問題について伺います。

現在、全国の待機児童数は2万6千人を超え、3年連続の増加、
過去最悪の2003年に匹敵する水準となっています。

練馬区においても平成13年以降200人台前半だった待機児童数が、
21年4月には429人、22年4月には552人と急激に増加しており、
この背景には、第一に景気悪化に伴い夫婦共働きの世帯が増加している事があげられますが
単に経済的な理由だけでなく、
ワークライフバランスの観点からも、保育ニーズは引き続き増加していくことが予想され、
区長所信にも示された通り、
区においても、平成26年度までに1923人の定員増を目指す計画の中で、
平成22年度から24年度までの3カ年を保育所集中整備期間と位置づけ
前倒しで取り組む姿勢が打ち出されたところです。

ただ、一般的にいわれる待機児童とは、保育所に入所申込をしており、
入所用件に該当しながらも保育所に入所できない児童であり、
認可外保育所の児童や、保育需要はあるものの申し込みを諦めてしまったケースは含まれていません。

これらを含めた潜在的な待機児童数は全国で85万におよぶといわれていますが、
練馬区においては、潜在的にどのくらいの待機児童がいると見込んでおられるでしょうか。
また、以上のことを念頭に置かれた上で、
区の考える「解消された状態」とはどんな状態をいうのか具体的にお示しください。

 品川区では、保育所の新設だけではなく既存施設も活用し、
5歳児を2つの小学校の余裕教室で保育するなど、
低年齢児のみならず5歳児についても定員数拡大を図る対策を行っています。

これらにより、平成18年に182名だった待機児童は、保育ニーズが増加するなかにあって、平成22年4月時点では66名まで減少しています。

練馬区においては、平成12年度に大泉第一小学校に私立保育園の分園を設置したのをはじめ、
現在、3校に設置されていますが、平成15年度以降整備がなされておりません。
平成5年に文部科学省から余裕教室の活動指針が示され、
現在も文科省および厚労省が待機児童の解消策として、余裕教室の活用を促しているところですが、
これが進んでいない理由について課題があればお示しいただくとともに、
今後の活用に向けてのご所見をお伺いします。

区は、平成23年度予算において、私立認可保育所4園、
認証保育所6園の開設経費等への補助を行う計画で予算編成をされていますが、
定員数拡大に取り組まれている一方で、
現場では延長保育や休日保育の拡大などで保育士の勤務時間が過重になり、
保育士が辞めるケースが後を絶ちません。

ある調査によれば平成29年度までに新たに必要とされる
保育士の数は全国で13万人を超えるとも言われておりますが、
こうした状況の中、施設整備とともに保育士の確保も喫緊の課題と考えます。担い手の確保についての区のご所見を伺います。

また、保育士については、有資格者は毎年増加していながらも、
賃金や就労条件などの理由から、資格を持ちながら就労していない
潜在保育士が全国で60万人いるといわれています。
有資格者の再就職支援、再教育のためのセミナーなどについても区として積極的に行うべきと考えますが、併せてご所見を伺います。

 待機児童の解消は都市部の自治体の共通の課題であり、質と量の確保は担当課にとって大変な負担になっていると思います。
品川区では待機児童の早期解消に向け、この問題を専門に扱う待機児童担当課を平成22年4月から設置したとされています。練馬区においても専門課の設置は検討に値すると考えますがご所見を伺います。


以上の内容で、質問をしました。
それに対しての区からの答弁。
まず、待機児童についての捉え方・・・厚労省の保育所入所待機児童の定義に基づき算出しており潜在的数値については定義されてないことから把握は困難。
したがって、「解消された状態」とはこの定義している児童が存在しない状態であると考えている。


そりゃそーでしょうよぅ・・・。
だから
0ってのが現実的なのかってことなんですよぅ・・。
例えばですよ、待機児童に力を入れて大幅に解消され、それこそ0となった時に、
「練馬区は待機児童に熱心に取り組んでいる!練馬に引っ越そう!」
というこのも想定できるわけです。
そうなったらまた練馬に移住される方もいるかもしれない。
無いとはいいきれない。
とある方が、こういった状況が予想され、待機児童問題はいたちごっことなり
「解消された状態」は常に目指すだけだ。とおっしゃってました。

なので、区の考える「解消された状態」というのをそういうのも含めて聞きたかったんです。
定義とかではなく、力をいれてるんですよね?
なんだか、さっぱりすぎる答弁で・・


さて、次の答弁ですが、
余裕教室を利用した認可保育所の分園整備についてですが
練馬の小中学校を保育所として利用する余裕教室はないので困難と。
さらに、立地条件や定員配置や運営上からも課題があるとしてるようです。
なので、難しいと答弁がありました。

あと、保育士確保について。
これは、実は街頭演説を行っている時に待機児童についてを話していた際、
「定員数拡大もいいけれど、保育士のことも考えてください。」
この言葉から特に保育士確保の重要性を考えるようになりました。

区としては、私立認可保育所や認証保育所の誘致の際に保育士確保も含めて安定的な運営が可能であることを見極めて選定しているということです。
これについても、そりゃそーでしょうけどぅ・・・です。

それを任せきりでいいのですか?
待機児童問題に力をいれて解決しようとしている練馬区ですよね?
という思いです。

区は保育士の確保等について大きな支障もなく順調に誘致が進んでいると理解してるそうです。
現場の方、いかがでしょうか・・??

あと、専門課の設置については、現行組織の充実・強化を図ることで・・・
といってますが。
品川区はなんで設置したんだよ・・。
品川区さんも待機児童対策、力いれててそれが形になっているのでは・・・。



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