6/1より第二定例会が始まりました。

今回、私の所属する
民主党練馬クラブを代表して
白石議員とさんのへ議員が一般質問を行います。

今回私が担当した原稿内容ですが、
まず
【飼い主のいない猫対策】についてです。
内容は下記です。

現在区内に飼い主のいない猫は東京都発表によると2,700匹と推計されており、練馬区保健所へ寄せられる苦情の中でも猫に関するものは毎年多く、悪臭をはじめ発情期の鳴き声、繁殖等と様々です。


飼い主のいない猫に関しては、餌やりを行うことへの賛否両論があり、既に餌やりを禁ずる条例を策定している自治体もありますが、解決策にはなっていないのが実情です。無責任な餌やりは行うことは止めるべきですが、まず根本的な対策として「猫の繁殖をおさえる」、すなわち去勢・避妊を行うことが重要と考えます。


練馬区では飼い主のいない猫対策として平成元年から去勢・避妊手術費メス1万円、オス5千円の助成金交付事業を行っており、昨年度の助成件数は158件となっています。

現在、区内協力病院は46カ所ありますが、手術にかかる費用を助成金のみで行えるのは一部で、50%は自己負担となる所もあり、設定金額が統一されていません。その為区内の16のボランティア団体は自己負担で活動を行っており、飼い主のいない猫への手術の経費負担の軽減への対策が急務と考えます。

また、猫の行動範囲は必ずしも区内だけではないため、少なくとも、近隣の自治体・協力病院・獣医師会等で討議していただき、費用の格差が無いよう協定を図られることも重要と考えます。ご所見をお聞かせください。

猫が手術を既にしてあることが分からずに、再度捕獲され、病院に連れて行ってしまう等、トラブルも問題となっており、去勢・避妊済みの印として左耳の先をVカット・耳ピアス・チップなど、動物にとってどの方法が良いか思案されていますが、去勢・避妊済みの印の在り方について、区は獣医師会・協定病院と話し合いはされているでしょうか。現状と併せてお聞かせください。

飼い主のいない猫対策の自主活動は、町会・自治会の代表者に対し、地域で活動をすることの了解を得ることは大切です。また、町会・自治会に加入されていない世帯に対しても理解してもらうために、学校区域毎に、定期的な話し合いの場を設け、動物の命の大切さを含め子供たちや地域の人たちと考えていくことが重要と考えます。

練馬区の「飼い主のいない猫」に対する施策は、去勢・避妊助成金事業のみで、手術後は地域に猫を戻すだけで良いとのお考えなのでしょうか。今後は欧米で取り組まれている、アニマルシェルターという動物の公的保護施設を参考にする等、「里親制度」の充実に向けインターネット等を使用し情報提供等を行うべきではないでしょうか。またボランティア団体の活動は継続的に行えるよう育成や支援、インターネットによる登録の手続きの簡素化を実施するべきと考えます。併せてご所見をお伺いいたします。


という質問をいたしました。

回答については、
・手術費用負担軽減については」、各動物病院で手術内容や獣医師の考えもちがいがあり近隣自治体を含めた関係機関の間で格差是背の為の協定をいますぐ結ぶことは難しい。区としては区内病院との連携を一層進めより適切な助成制度となるようつとめていく。
とのことです。
しかし、助成金額をあげることも困難だと思うのですが・・・。
どう適切にしていくのでしょうか。
また機会をみて質問してみたいと思います。。


・手術済みの印については。協定病院との話し合いの上で、左耳の上側をV字カットすることにしているそうです。
もし、区内で見かけたときは、去勢・避妊済みなんだな!とわかるはずということです。

まだ、私は見かけたことがないですが・・。

・里親制度については、動物実験や虐待、販売等の問題もあり、今後研究していくとのことです。
そうですね・
善意のあるかたに必ず手渡るというわけでない限りなかなか難しいのかもしれません。。。

・ボランティア団体の活動を円滑に進めるようにインターネットによる申請や登録については、一部のみで行っているのを今後は団体の皆さんの意見も聞きながら効果的な活動支援を検討していくとのことです。
ぜひ、お願いしたいです!!!





さて、もうひとつは、
【三原台歩道橋】についてです。

質問内容は下記です。



都が管理する歩道橋は、昭和40年代を中心に整備され、平成21年度現在で約640橋設置されて  います。
歩道橋は、維持管理を怠らなければ50年以上はもつとされていますが、都は少子化の進行で歩道橋を使う子供が減り、高齢者や障害者にとっては『バリア』と見なされる様になって来た等を理由に、  「歩道橋は基本的に撤去を進める」としています。

利用者の減った歩道橋については、平成10年度から代替案等を考慮した上で撤去を開始し、平成21年度までに50橋を撤去しています。  
    
また、代替案等により歩道橋の撤去が出来ない場合、近年の高齢化等を踏まえ、平成20年にバリアフリー化を視野に入れた、歩道橋の在り方について、改定が行われたところです。

私共会派は、先の予算委員会で、三軒寺交差点にある三原台歩道橋について質問をいたしました。
三原台歩道橋の施設管理者である東京都第四建設事務所から、地元の方々との合意を得たうえで、歩道橋を撤去してほしいとの申し入れがあり、検証が行われましたが、歩道橋に代わる横断歩道案は、安全に横断できる歩行者信号の設置が困難等という結論に至り、歩道橋での横断を引き続き利用することとなりました。

しかし、歩道橋の階段は、高齢者や障害者だけでなく、ベビーカーを使用される方にとっても、    バリアとなります。

バリアフリー化の一案として、スロープの設置が挙げられますが、車いす使用者の利用を考慮し、  決められた勾配を確保する長さが必要となり、また新たな用地の買収が必要となります。

そこで、限られた空間においてバリアフリー化を図る方法として、エレベーター設置が挙げられます。
今年度中に、主要区道32号線拡幅に伴い歩道橋階段を移設する予定となっていますが、      区は、エレベーター設置を検討はされているのでしょうか。また、エレベーター設置費用の他に、    維持管理費用として1基あたり年間約150万円が必要とされています。

都はこの維持管理を区市町村に移管する意向ですが、行政間の調整が難航し、都内では現在5カ所にしか設置されておりません。

三原台歩道橋のある三軒寺交差点は、高速道路の玄関口となっている為、道路幅も広く、交通量も騒音も多い等、長年に渡り地元の方々に不自由を強いており、エレベーター設置は、以前より地元の悲願であります。

維持管理費用も含め、東京都とどのように協議されてきているのでしょうか。お聞かせ下さい。


 次に、歩道橋の耐震性についてお伺いします。
私共会派は、以前から歩道橋について災害時に落橋の恐れがあるため撤去の可能性についても触れてまいりました。
三原台歩道橋は昭和46年に設置され、当初の耐震基準をクリアしていますが、先にも申し上げた通り、関越自動車道の出入り口に設置されており、都心で大震災等が起きた場合、救援物資等を搬入する際の玄関となるため、歩道橋の耐震性について考慮しなくてはなりません。

そこで移設に伴い現在の耐震基準値を満たしているのか、耐震化における安全性を、お聞かせ下さい。



といった内容です。

答弁は、
エレベーター設置については物理的な設置の可否も含めて東京都と引き続き検討。
歩道橋の耐震化については、都から現在の耐震基準をみたしていると回答をもらってます。
とのことでした。

階段の歩道橋はバリアフリーの観点から相応な対策が望まれるところでもあります。
と答弁であったのですが、
歩道橋のバリアフリー化を推進するぞーー!!
みたいな意気込みは感じることができませんでした。
(意気込みのある時の答弁って「必要と認識しており区としても推進していく・・・」とか答弁してくれるのにな。)

エレベーター設置はすぐには無理といったお答えでした。
地元から要望書も出ていますし
地元の悲願です。ぜひ前向きに早急に対応してほしいです。



(今回記載しました質問内容は正式な議事録と異なる部分があります。ご興味のある方は後日練馬区議会HPより議事録を見ることができます。)