妹一家が私の家に引っ越してきて二か月がたちました。

こんにちわんこそばいのうえです。

 

この「引っ越し」が決定するまで、たぶん3年以上かかったと思います。さいしょに「相談」された時がそれ位だったような…。

その時私は断りました。

一人暮らしをこじらせていたのと、お母さんとの思い出を変えられるのがいやだったからです。

 

そこから考える事3年。

妹に起こる離婚問題を黙って見続けてきて、それでも「OK」出すのには躊躇しました。

ただ、この子たちにはいく場所がない。子供たちが二人とも成人して社会に出ていればなんとかなる話でしたが、成人までにはまだ遠かった。妹一人が働いて何とかなる場合でもなかった。

たまたま4LDKだった私の家には3人来るスペースがあった。

私は「私の生活は変えないよ」という条件と、もう一つの条件(それはまた書きます)を出して、それを妹が飲む形で、今回の同居が始まりました。

 

それまで日々葛藤して、引っ越しが決まってからも私の葛藤は収まるところを知りませんでした。

それでも時間は流れて、とうとう引っ越し。

 

二か月たった今、これしかなかったんだ、と思っていた私は、これでよかったんだ、と思うようになりました。それ位「人のいる家」は暖かかったから。

 

二か月、もう二か月、まだ二か月…。

もうずいぶんと前からここにいたような錯覚さえ起こしてしまうほど、なじむのは早かった気がします。(私はまだ不思議な気分がする時がありますが)

何気ない日常の「いってきます」「ただいま」「おはよう」「おやすみ」をみんなで言っている暖かさ。

食卓を4人で囲んで「いただきます」「ごちそうさま」を言える暖かさ。そんな普通の会話が嬉しくて尊い物だと感じています。

 

おかげさまで喧嘩することなく、言い合う事もなく、毎日平穏な暮らしを続けています。

これからどんな未来が待っているのかわからないけれど、しばらくはこの生活を大切にしていきたいと、

二か月たった今心からそう思います。

 

リビングと私の部屋以外は大きく変わったほかの部屋。

それぞれが自分の住みやすいようにレイアウトして、確かにそこにあった思い出の品は全部消えてしまったけど、それでも新しい部屋に生まれ変わったのを見ると、これでよかったんだな、という気持ちにもなり、さみしくもあります。

でも、

これでよかったんだ。

そう思える私は、二か月で洗脳…成長したんだと思います。

 

これからも井上家一家をどうぞよろしくお願いします!