常識を疑うことを学んだコロナ
こんにちは。
新年あけましておめでとうございます。またもずいぶんご無沙汰のブログです。ということは長くなるか…ま、お時間あればお付き合いを。
まず昨年秋頃に書いた駄文がスマホのメモにあったのでお目汚しに…
コロナのおかげで春ごろに初めてZOOM呑み会なるものをやりました、会話なら電話でもできるやん?ですが、オンライン呑み会のキモは顔を見ながらの会話。料理や飲み物も重要ではなく。そして電車の時間を気にする事もなく、酔いつぶれそうなら退出して寝るだけ…
とにかく人は会食にも行かず、家に籠ることが増えると誰かと会話がしたい、これはやってみて良く分かりました。
一方リアルに会って呑む楽しさは、美味しいモノの共有、微妙な感情のぶつけ合いetc..会っている事による盛り上がりが色々あります。ま、数回やってみて、リアルに会食する方がずっと楽しいので今はやってません。
でもあらゆる場面で、これまでの、このやり方って正しいの?テレワークができるなら、こんな広いオフィス必要ないんじゃ?から、タクシーに1人乗るのにこんなスペース要る?まで思考は拡がります。要らないからSmartが普及したんじゃないの?地球は無駄な事だらけなんじゃないの?
かくいう僕も、この数ヶ月ヒマが多かったので断捨離が進みました。家での料理も増えましたが、食事で気づいたのはお店って有難いなという事。金払ってるから当たり前、と思っていた皿洗い。スーパーで買ったものをパックごと食べるのは味気ないから数種の皿に盛り分ける。お気に入りの酒器で酒を呑む。洗い物を自分でやるとなると、酔った後はかなり面倒なんですよね、そこで改めてお店の方々に感謝の気持ちも生まれたりして。
とにかく当たり前が当たり前でない事、コロナはそこに気づかせてくれた訳です。少なくとも僕には。
ほな。
と、まぁこんなとりとめない駄文ですが、年が明けて一昨日からは関東の1都3県は緊急事態宣言発出。あ、発出と発令は少し意味が違うんですってね。令だと命令的なイメージになるんだとか。それはいいとして、7割のテレワークをお願いするとか政府が言うので、またも籠ることが世間では増えそうです。
大阪にある我が麗人社の本社。東京のギャラリースタッフや海外のスタッフを除くと本社は22名が働いています。春の緊急事態宣言下では交代制のテレワーク、時差出勤などをやりましたが、自宅で効率的に仕事をするにはかなり無理がありました。まずPCの有無。最近はスマホで何でもできるからPCを使わない人も増え気味。となると会社からノートPCを貸与、新たに買うわけです。自宅とネットワークが繋がってないからVPNの設定、また費用がかかる。紙ベースの資料がないから都度会社に取りにくるetcで、結局会社に来た方が早いわーい、ということでテレワークはうまく機能しませんでした。
という事で、多分来週あたりから大阪にも緊急事態宣言が出るかもしれませんが、時差出勤くらいの対応になるかなぁと思っています。会社の広さは30名対応の80坪なので、密にもならない環境です。
でもこれは会社によって違うので、テレワークの方が良い場合もあるでしょうね。うちの場合も、例えば実家に帰って親の面倒を見ながら仕事をしなければならない…などというケースが出てくるかもしれません。長年慣れた仕事から離れて地方で仕事を探すのも大変。都会より地方の給与相場も低いでしょう。となると、退職せずに遠隔で仕事。これができるテレワークの仕組みは大切になってくるんじゃないでしょうか。
先述の紙ベースの資料なんて取りに来れないから、それなりにまた新しい方法を考えるきっかけにもなると思いますね。
結論のない話ですみません。腹が減ったので腕の上がった料理に取りかかります…
ほな。
SDGsに繋げたい25年目のOASIS、明日から開催
こんばんは。
第25回OASIS、明日から3日間開催。ギャラリー以外の展覧会は久しぶりです。逆時系列の写真ですが、昨夜から設営を始め先ほど終了。(僕は何もしていませんが😓)
準備の最後は受付の応対シミュレーションから熱がある人、検温を嫌がる来場者がいた場合などの応対も。いやぁ、イベント屋として例年にない慎重さです。でもそれはそれとして家族で楽しめる展覧会、会場ではホルベインさんの画材協力で無料のお絵かきワークショップなども。
この実行委員会である僕たちREIJINSHAは、「地球上のみんなの幸せ」のために世界が合意した17の目標であるSDGsに取り組んでおり、会場ではSDGsに繋がる募金箱も置かれていますが、教育という部分も意識しています。お絵かきも教育の一つですが、その教育を受けられない世界の子供たちがいる事を日本の子供たちが理解するのも教育の一つ。
パネルで色々解説もしているので、遊びながら親子でそんな事を話し合い、少しでも世界に目を向けてもらえたらと思います。また今回は子供たちの絵も公募して多数展示しています。意表をつく感性にハッとする絵もありますよ。
この展覧会は1996年からずっと大阪ビジネスパークのツイン21で開催し25年目。周囲にテラスも新調されて、より快適な会場に。大阪城そばの都会のオアシスって感じです。
https://www.reijinsha.com/exhibition/2020/03/31/oasis/
ほな。
受け止めましょう…
30の顔、はじまる。その2。
またこんにちは。
先ほどの続き画像です。作家名やサイズetcは
この最後にあるサイトをご覧ください。
もし近くに来ることがあれば、お立ち寄りくださいね。8/7までやってます。日月祝はお休み、12:00-19:00オープンです。
ほな。
HP
30の顔、はじまる。
こんにちは。
コロナに思う画廊と小売店の違い
こんにちは。
朝起きて晴れた日にベランダへ出ると、こんな爽やかな春なのにニュースをつけたら現実に引き戻される。なぜ世間はコロナ渦になっているのか…悪夢?と悲しくなります。おそらくこの状況は令和に起きたひとつの事変、または新型コロナウィルス戦争として後世の歴史の教科書に遺るんでしょうね。
2020年4月18日の今、日本では安倍首相の指示で作ったマスクが税金の無駄遣いと言われ、届いたら小さくて使えないとか皆さんの不満声。でも作った人の気持ちになると、まぁ仕方ないか、指示通り作ったんやから一生懸命作った人が悲しむような事は言わないでおこう…指示した首相も紙マスク不足の緊急事態、これは洗って何度も使える昔ながらの布マスクが良い、まず今はこれが先決だ…焦ってそう思ったんだろうと考えます。
別に良いひと気取りではなく、まずそれぞれの立場になってみたらどうかな?とか考えるのは経営者だからかもしれません。そうだ、そうだと不満の声を上げて違う方向へ変えられるうねりを作れるのなら別ですが、作らせてしまった失策に対し今さら言っても不毛なことかもしれないし。
僕はSNSで政治のことを書くのは避けている方だし、決して政府を擁護したいのではなく、今は矢印を自分に向けて、この家で時間を使わざるを得ない環境の中では、今の自分の未来をより良くすることを考えた方が良とも思うのです。感染数がはるかに多く外出禁止令になっている国ほどではないにせよ、自分も家にいる時間が増えたので。
さて僕の会社REIJINSHAは(難しい漢字なので最近はコレです)、今半分ずつ交代制の慣れないテレワーク。大阪本社90坪のオフィスは毎日10数名だけの出勤で閑散としています。でも急にテレワークといっても何とか自転車操業で運営している今、全員が各家庭で会社内のように使えるPC環境は作れない。(機器とネットワーク設定など、見積もりを取ったら26人分で700万円もかかるとか…)しかし給与を払い続けるために会社の活動は止めない、社員の健康も守るためリスクは半減させる、という折衷案での交代制テレワーク。だから通常とは違う、それぞれが普段とは違っても出来ることを家でやるしかない訳で。。。
一方東京は日本橋大伝馬町のREIJINSHA GALLERY。ここでは「3密」の防止に万全を期して4月3日から山田優アントニ展がスタート。でも開催3日目に政府から緊急事態宣言発効。営業自粛として表はシャッターを閉じ、アポイント制の1名または1組だけの鑑賞可能としていました。通用口からの出入りで。
しかし街に人はいないし、アポイントもほぼない。微妙なオープン状態には意味がないと考えて4月16日から完全にクローズとしました。
ここで申し訳ないと思うのが、この個展に向け1年以上かけて描き続けてきた画家に…です。まさかこんな状況になるなんて、企画した時には夢にも思いませんでした。互いに不運です。
東京オリンピック・パラリンピックの選手に近いな、そう思いました。ここにベクトルを決めてスケジュールを調整し、毎日毎日神経尖らせて描いてきたわけです。
結局、少し先に延期にしました。この少し先にコロナがどうなるかは分かりませんが、今できる事としてはその後の個展を予定している作家に連絡してスケジュールを調整、それぞれに理解してもらい少しでも彼の作品発表の時間を作ることです。
実は幸い開催3日で彼の作品は70〜80%売約となりました。だから販売可能な作品は数点しかありません。だったらやめても良い、ということではないと思うのです。展覧会は売ることだけが目的ではなく、売約済みであってもより多くの人に作家の新作を観てもらい、変化や進歩を感じてもらうことも重要と思っています。
購入してくださった方は終了次第作品が届くと思っているので、それぞれに延期する旨の連絡をして発送が遅れる承諾を得ました。
企画画廊=コマーシャルギャラリーというのは、セカンダリー(転売された作品の市場)をメインにしていない以上基本的に作家と二人三脚です。作家の今の生き様、作品を紹介することが主軸。REIJINSHA GALLERYで個展を開催する作家は年間わずか10人ほどとかなり絞られている、だからこそです。
ネガティブな説ではこの状況が来年どころか数年続くとも言われていますが、応じて臨機応変に発表の場を画廊以外に変えることも視野に入れなければならないでしょう。それが具体的にどんな場になるのかは明確に見えていませんが、今回の生まれて初めて体験する非常な事態から新しい展開は生まれそうな気がしています。今は世界的に誰もが大変ですが、旧来のやり方を変える大きな起点とも感じます。
困った困ったどないしょうと言わず、感染に気をつけながらこの先を冷静に考えたいと思います。先を見る姿勢に自分を持っていく。何でも良いからできることをやるではなく、しっかり考えた上でその準備をする期間なんでしょうね。
ほな。
家にいる楽しさ
こんばんは。
横文字の多い非常事態
こんばんは。
言うてもしゃあない…でも言う
こんばんは。
世の中えらいことになってますね。
タクシー乗ってもゴハン食べに行っても
99%はコロナ話。
そらそうでしょう。人間の会話なんて
基本的に今何で困ってるとか、何が
問題や、とか。ほなこの話は当たり前。
自分の仕事も直撃されてます。展覧会の
会期変更は当たり前、それに伴う色んな
手続き。例えば文化庁へ後援の再申請、
会場の空いてる時期に再申込み、契約
の内容からキャンセル料はどうなる?
とか印刷物のやり直し、展覧会に参加
している作家さんからは参加料の返金
要請、何千枚も送った郵送料は?とか、
全てのやり直しetc...
でもそれをあーだこーだ言うても仕方
ないんです。
僕は偉そうに言うんじゃなく、生きて
いたら高い山もあるし深い谷もあると
思っています。結局チャラになる。
必ずトラブルは超えられるし、何年も
続いた災害はない。人間って必ず克服
してきています。
悲観的なネタばかり言ってくるスタッフ
もいます。でも一歩引いてみてみ?
それを+に考えられる事もあるやろ?
そんな感じで、これもまた超えられる
ひとつのハードルと考えます。これで
また知見が増えるとも。
知見といえばこんな時の人間模様。すぐ
ネットでデマを流す人間の行動心理。
それもまた興味深いところで。
改めて人間って色々おるなぁ、とも
思うし、それが生き物やと思ったり。
情報社会であるがゆえに、不確かで
かじった知恵を人に言いたくなる。
それで人々も踊らされるのも事実で、
でも全て悪ではない。
国民の半分が放送局になり得る今は、
どれだけ自分のアンテナがしっかり
しているかを確認する時期でもある
んでしょうね。
つまり活字になったもの全てが正しい
と思いかけた時代から、誰もが信憑性
のありそうな活字にできる時代になり、
それを判断するのは信じている自分の
基軸がいかに揺らぎないか…です。
偉そうに言いながら、すぐネット広告の
老化対応モノやダイエットモノを開く
自分がいと悲し…
さて、いきなり話は変わりますが昨日は
孤独の家メシ。ところがこのネットで
買った冷凍の安いオージービーフが実に
美味かったんです。
もう一つは人形町今半の特選すき焼き
コロッケ260.円。卵黄にオリーブ油を
グワァっと混ぜて下敷きにしたら、妙に
すき焼き味に合いました。合計1,200円也。
写真、しつこいわ!
ほなまた。