水木の中の『寒流(パク・ジュニョンさん)』物語.3 |  ふと、思うこと…

 ふと、思うこと…

      by Ameba

この物語の主人公の慕う人が

男(漁師)だと思われたのは

おそらく、

「深酒よせよと 叱ってくれよ」

これが、男言葉だったからでしょう。

が、今回の『寒流』は

ジュニーの

今までの少年っぽさから

一気に、大人の男に脱皮させる。

これが、渡邉プロデューサーとの

始発点でしたから

本来なら

「深酒やめてと 叱ってくれよ」

「深酒ダメよと 叱ってくれよ」

なんでしょうね。

でも、女言葉は歌わせたくない。

この「深酒よせよと 叱ってくれよ」は

主人公の胸の中に 伝わった思いを

主人公の言葉にして 表現した。

そういう事なんです。

 

主人公と愛する人の関係は

3番の、矢車草を

「届けてやりたい その掌(てのひら)に」

で、表しています。

もし、年上の男(漁師)だとしたら

「届けてあげたい その掌(てのひら)に」

と書いたでしょうね。

「あげたい」と「やりたい」では

かなり 関係性が違ってくるでしょう?

 

あとは、2番の

「出船を止めた」ですね。

この作品は、かなりのスピードで

制作進行しなければ

発売に間に合わなかったので

気が回らなかった。

時間に余裕があったら

きっと「出航(でふね)を止めた」と

書いたと思います。

最終章へ続きます