50年前の若いもんたち

女子高生の美雪は堕胎手術の後亡くなってしまう。

彼女は相手をいわず「アルキメデス」という言葉のみを残す。

美雪の父、健次郎は娘の死を受け入れきれず

美雪の子供の父親を探そうとする。

しかし程なく、その父親ではと目されていた生徒の一人が

毒を盛られ・・・

70年代の高校生たちのミステリー。

女子高生の死、弁当へ盛られた毒、

畳の下でコンクリート詰にされた

不倫サラリーマンの遺体。


いくつかの事件が一つの事実に収束されていく

展開は見事でしたが、

それにしても出てくる高校生達が

生意気でムカつくこと。

一応この子達、我らの親世代なんですよね・・・

学生運動してた団塊世代より少し若い。


かなり懐かしい時刻表ミステリーと

当時の社会情勢や若者の問題を含め

社会はミステリーにもなってました。


大人達も今の時代となっては

ムカつく部分が多く。


ミステリーとしては面白いんですが

なんかモヤモヤが残りました。

最後は一応学生側に

爽やかさを見せようとしてますけど

全然爽やかに感じられなかった。


時代だな〜と思いますけど

どうも合わず。


でも繰り返しますがミステリーとしては良作です!


次は海外ドラマ

ホイール・オブ・タイム

シーズン2 第1話

「孤独の味」の感想です。