士官学校の殺人事件、その真相。

1803年のある日、陸軍士官学校で一人の士官候補生の遺体が発見される。

木に首を吊った状態の彼は、

心臓が切り取られていた。

捜査を依頼された元刑事、ランドーは

ある風変わりな生徒も巻き込み捜査を行うが…




原作小説をピックアップ😅


クリスチャン・ベイル主演のミステリーと

言うことで、期待して拝見しました。


暗鬱とした雰囲気で

情報を集め捜査。

そしてエキセントリックな助手は

後のエドガー・アラン・ポー。

これが非常にいいキャラでした。


天才肌で詩人で変わり者で、

人とうまく付き合えなくて理解者を求める。

しかし根っこは人を思いやれる優しい青年。

ちょっと不思議な雰囲気のお顔を持った役者さんで

今回のポー役にぴったりでした。

このハリー・メリングさん、

あのハリーポッターの意地悪な従兄、ダドリー役だったんですね!

色んな意味で成長した姿でびっくりしました。


そして探偵役で主役のクリスチャン・ベイル。

流石の演技力で、この映画の世界観にしっかり寄り添ったら役だったと思います。


残酷な事件の裏にある

やるせない事実、

士官学校の校長たちの思惑。

薄寒い人間の裏側に重みを感じながら

犯人が判明し…しかし。


終盤、どんでん返しが待っていました。

まさかあの序盤の何がなく見えていたシーンが

あんな事の後だったなんて。


この殺人が正しいとは言わないけど

そうしなければ生きていられなかったのか。


悲しくも仕方ない、しかし最後の情を感じる別離。

あのろうそくのシーンはグッと胸に来ました。


もう安らぐことはないかもしれないけど

彼女の眠りが安らかなものになりますよう。


良作ミステリーでした!


次は海外ドラマ

LUCIFER シーズン4 第2話

「固定観念」の感想です。