ゴジラ、最高峰。

戦争末期、特攻隊の一人敷島浩一は

機体の故障を理由に南島の補給拠点へ戻ってくる。

だがその晩、謎の怪物が拠点へと襲撃。

浩一は怯え攻撃ができず、仲間を見殺しにしてしまう。

戦後、故郷は焼け野原になり両親も死んでしまっていて、

意気消沈しながら何とか生きるある日。

闇市である女性に赤子を押し付けられる。

その後戻ってきた女性、典子は何となく浩一の元に行き着き

赤子である明子とともに仮初の家族ではあるが

平和に日々を送っていたが・・・



年が明けてからでしたが劇場で鑑賞してました。

昨年最大級の話題作。

アカデミー賞視覚効果賞受賞の

ゴジラ70周年記念作品。


評判通りめっちゃ良かったです…

もう少年漫画じゃないか・・・


ゴジラの破壊描写は

丁寧に描かれた人間ドラマにより悲劇性増し増し。

予告編でも注目された

銀座破壊シーンと放射能発射シーン。

ハリウッド版を見た時は

「もっとやれ!!」と思ったんですが

今回は「もうやめて・・・」と思いました。

あの破壊の絶望感、見せ方が素晴らしい。


そしてそれから立ち上がる人類。

役目を果たせず罪悪感に苛まれる男の人生の決着と

ゴジラとの対決が見事に重なり

素晴らしい胸熱展開。

展開はわりと読めますが、これがいいんだよこれが。


神木くん、ちゃんと男前に育ってるのに

あの少年ボイスでどうしてくれようかと思いましたよ

ほっとけない空気を醸し出しすぎてます

あの怒りと悲しさとやりきれなさの爆発した叫びは

良かったです…。


浜辺美波さんもめっちゃ良かったですね。

予告編だと清楚な雰囲気かなって思ってたんですが

幼さも優しさも程よい図太さもある初対面時があるから

中盤からの人として女性として成長してる様がさらに光る。


安藤さくらさんのツンデレかつ面倒見のいい隣人燈子さんも最高

涙腺しばきにかかってきた😭


男性陣も良かったですね〜〜

青木崇髙さんの情に熱い技術士、

佐々木蔵之介さんの男気艇長、

それに何より吉岡秀隆さん!!

なんていい味出してるんだ…。


ほんと邦画作品もどんどん素晴らしいものが出てきて

もう苦手返上しちゃおうかなと思うくらい。


アカデミー賞受賞、改めておめでとうございます。


さて今回の名台詞ですが

セリフではなく、敷島の「叫び」です。


刺さりましたとも・・・


次は海外ドラマ

ONE PIECE シーズン1 第6話

「THE CHEF AND THE CHORE BOY」の感想です。