白き大地を血に染める金塊の争奪戦、実写開始。

日露戦争で鬼神の如く戦い「不死身の杉元」の異名を持つ

杉元佐一は、戦後北海道で砂金取りに明け暮れていた。

そんなある日、行きずりの酔っ払った老人が

ある話をする。

大量のアイヌの金塊。そのありかは網走の囚人の刺青に

暗号として書かれているという。

話半分に聞いていた杉元だったが

それが事実であることを知り、その金塊を探しにいくことに。

しかしそれは血で血を洗う争奪戦の始まりだった。

制作発表当時は不安視されていた実写版。

アニメの方は感想にも書いてますが大好きなので

気にはなっており。

始まれば大好評とのことで開始から数週間経って

劇場で拝見しました。


で、見た感想は。

素晴らしかったの一言です。

まじで期待以上の面白さ。


美しい北海道の風景にど迫力のアクション。

群衆の戦場もタイマンの戦いもすごい。


丁寧に作り上げられた原作に忠実なキャラクター描写。

アイヌの文化の緻密な取り上げ方と

物語上への消化。

美味しそうな食事シーンに

漫画的な描写も映画の空気を全く壊さず

全体で映画を作り上げていました。


これぞ理想の実写ではないでしょうか。


製作者、俳優陣、もう全てに五体投地します。

ありがとうございます!!


山崎賢人さん、大丈夫かなって最初思ったけど

山崎賢人さんで本当に良かった

あなたは最初から最後まで徹底して杉元でした


アシリパさんも可愛くて

変顔もしっかりやりきり、彼女の魅力が

満面に実写になっていましたし

白石もあのギャグキャラとしての

動きも顔も全てそのまま。

あれだけ漫画的なキャラなのに

実写として存在して違和感がないのは凄まじい。


舘ひろしさん玉木宏さんなど

大人組(みんな大人だけど)も

ガッチリ作り上げてきました。


玉木さん…鶴見中尉って

存在できたんだなって思いましたよ・・・


物語は序盤なので

今後映画としてどう続編を作っていくのかという

不安はありましたけど、

ドラマ化の方に行ったみたいで。

作品としては安心ですが

WOWOWは入ってないからなあ・・・

いつか続きを見られるといいのですが😭


兎にも角にも、

現在の邦画の凄さを見せつけられた気がします。


今年は例年より邦画の感想が多くなりそうです。


次は海外ドラマ

LOKI シーズン1 第3話

「ラメンティス」の感想です。