監督 アーロン・ホーバス マイケル・ジェネリック

字幕・吹替両方見ました。全世界のヒーロー。

ブルックリンで家族と住む仲のよい兄弟、マリオとルイージ。

2人は配管工の会社を立ち上げるが、失敗続きで

マリオは父にも認められず気落ちする。

だがそのブルックリンの街で突如水漏れが発生。

勇んで現場へ向かうマリオたち。

しかし地下に潜った場所で不思議な土管に吸い込まれ・・・


全世界で大ヒットのゲーム界最大のヒーロー、

スーパーマリオブラザーズの映画。

いやー楽しかったーー!!


ファミコン世代には刺さるところが多すぎる。

といっても私は1、3、ドクター、カートの1作目、それと

最近オデッセイをやったくらいの極々一般的日本人ですが。


ありとあらゆるところに大小さまざまなネタがあり

目が忙しく、ダレる暇は一切ありません。

ちょうど隣に座ってた20代くらいの男の子が

「ポーリーンだ!」「ルイージマンションだ!」とか

小声で解説してたのでそれもちょっと面白かった。

楽しんでるねえ。


マリオブラザーズの映画としては文句なしの大正解、百点満点。

まずゲームではほぼ話さないマリオの性格づけ。

優しくて弟思い、そして「諦めない」ヒーロー。

この「諦めない」というところが今までプレイし続けてきた

プレイヤー自身と重なるんですね。

特訓シーンは非常に熱い!だんだん上手くなっていく。


ルイージとの兄弟愛も非常に良かったです。

最初のブルックリンでの仲の良さから

ルイージのために命はって頑張る説得力があった。

ルイージにもちゃんと活躍の場が用意してあって

ちゃんと「マリオブラザーズ」の映画であることもわかる。

怖がって、助けを求めてばかりじゃない、

ルイージ自身もマリオが大好きで

マリオを大事に思っていることがすごくわかる。


ピーチ姫も結構なお転婆さん、というか

責任感ある立派なリーダーでしたね。

すごく可愛くて魅力的。


ドンキーコングとのコロシアムも胸熱かった〜

そういえばクッパよりも付き合い長かったんですよね。


クッパのキノコ王国を襲う理由も

まあ相変わらずw

弾き語りシーン、ジャック・ブラックも三宅健太もいい仕事してくれました。

笑っちゃうけどワンコーラスくらい歌わせてあげて・・・


この映画、大人気であるとともに

一般の私たちと評論家さんたちの評価が乖離してることでも

話題になりましたね。


批判としては物語が薄っぺらいというのが大半。

まあ言わんとすることはわかるけど、

マリオ映画に深いストーリー・・・

それは求めるところが違うでしょとしか。


でも、ちゃんとストーリーもありますよ?

父に認められず自信をもちきれない、

頑張ってるけどうまくいかない若者が

大事なもののために強い心を取り戻し世界を救う。


説明不要で当たり前すぎて、

だけど一番大事なヒーロー像が描かれてました。


少なくとも評論家さんたちの求める

「ぼくがかんがえたさいこうのマリオえいが」は

これだけヒットしない。それは言い切れます。


観客の求めるものを求められる以上に最高にくれました。


イルミネーションそして任天堂に

感謝します。


本当に楽しかった。



次は海外ドラマ

刑事ジョン・ルーサー シーズン3

エピソード2の感想です。