「王」と盲目の「王女」と「ダフネ」のいた場所
森の奥に囚われた盲目の「王女」レイアは
「王」である父と美しいドレスや物語に囲まれて
閉鎖されていても幸せな毎日を過ごしていた。
しかしある日、レイアは「安全な場所」へと
連れていかれ・・・
前半は、どこか浮世を離れた絵本のような物語世界。そこから世界は一転し、闇に光が当てられる。
この「世界を放り出された」感覚は見事でした。
後半から一転、全く違う話となってしまう。
いろんな映画や本を思い出しましたけど
行ったら全部ネタバレになるので
そこは言えないですね・・・
いやまて、この話ネタバレ抜きに感想を書けるのか。
結末もだいぶ読者にお任せされてますし・・・
ただ一つ思ったのは
美醜とはなんだろうかと言うこと。
あの世界はとても美しかったでしょう。
この世界はとても醜かったでしょう。
歪なのはこちらですか?あちらでしょうか?
でもそれ以前に私には「彼」を許すことはできません・・・。
罪はあり罰は必要だったのではないかと。
これこそ醜い考えかもしれないけれど。
いつも以上にふわっとした感想になりましたがw
でもこの世界観は本当に引き込まれました。
2時間で読了です。
次は海外ドラマ
ファルコン&ウィンター・ソルジャー
第3話「パワー・ブローカー」の感想です。