とかく人の世は住みづらい。
日露戦争の頃、洋画家の主人公は
山の中の温泉宿へと逗留する。
そこで温泉宿の若い奥さんに出会うが、
出戻りだという彼女に主人公は何かを感じ…
主人公の目を通して訥々と語られる
自然の美しさ、人の世の情や無情、
西洋文化や日本文化、果ては戦争についてまで。
非常に言葉が難しく
青空文庫で読んだので注釈なく;
時々Google様にお願いしながらの読書。
「吾輩は猫である」と同様、方向性は
全く別ですが主人公の独白にて
夏目漱石の持論が湧き出でる水の如く
連なります。
その視点がときには鋭く
ときには美しく、
ときには皮肉の効いた言葉で表現。
日本語って突き詰めると難しくも
美しいし、なんと色彩豊かなんだと感じます。
でも同時にしんどかった;;
今回もよく眠れました…;;;
今度はストーリーのある漱石先生に
挑戦します;;
次は海外ドラマ
クリミナル・マインド シーズン2 第7話
「消えた女子高生」の感想です。