NYの古書店主たちのドキュメンタリー

ニューヨークの世界最大のブックフェアー。

その裏側には本をこよなく愛する人々がいた。

時代が移り変わっていく中で

本と本を愛する人たちの世界は

どのように変化していったのか。

 

気になってました古書店主ドキュメンタリー。

本への愛が満ち満ちた人たちの

愛情にあふれた作品でした。

 

地道に地味に、じっくりとNYの古書店事情と

歴史、そしてこれからの展望が語られます。

電子書籍の広がりとともに

紙の本が絶えることを危惧するのは

どこも同じですが。

希少本が骨董品としてだけ

価値を得ていく…とはあまり思えません。

紙の本が本としての価値を失うことは

…ないと思いたいですね。

 

まあ本の愛し方は人それぞれですが。

 

そして蒐集家たちの愛しいこまった病癖。

ほんとにいとおしかった。

 

本棚にずらりと並ぶ背表紙を見てると

それだけで幸せを感じます。

 

ちょっと女性差別の歴史も交えつつ

書物を愛し続ける人々の語りは楽しそうで

聞いてて楽しかったです。

 

これからこういう本オタたちは

減っていくかもしれませんが

一定数以上は必ず残ると信じてます。

 

電子書籍も買ってるけどw

あれはデータですから;

 

本に触れて表紙を開いて、

ページをめくって閉じる。

このいとおしさが失われないよう祈っています。