クリスマスにブルース・リーもまたよし
タイへ従兄弟のホイを頼り就職に来たチョウアン。
正義感と人徳のあるホイに紹介され、
工場の仲間たちとすぐ仲良くなる。
だが工場では麻薬の取引が秘密裏に行われており
ふとしたことで秘密を知った工員が次々と姿を消していた。
不審に思ったホイも惨殺され、チョウアンは怒りを爆発させる。
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドで
活躍する1969年のブルース・リーが出てたので
気になってましたが、改めて初カンフーアクション映画です。
母親との「喧嘩をしない」という約束のため
中盤までほとんど戦わずじらすブルース・リーにやきもき
しながらも、戦い始めるとさすがの無双っぷりでした。
CGもなく身一つでのアクション。
蹴りが主だなという印象ですが、その蹴りの速い事。
素人目にも美しいカンフーの所作でした。
喧嘩しない約束を思い出すたび
お母さんのペンダントを見てBGMが流れるのは
笑えました…。
他にも結構コメディ色が強くて
行方不明の兄貴分のことをさらっと忘れて
敵の歓迎をにこにこ受けちゃうとこは
若くてお調子者でしたね。結局仲間にも
怒られますが…妹さんのツッコミに
思いきり頷きました。ホイさん忘れられすぎです;;
でも中盤を超すとびっくりするほど
しっかり殺し合い。
笑わせるなと思ったら終盤は死屍累々で、
さらっと終わったなあと
ラストバトルを楽しみましたが、
考えてみれば仲間は守れず
約束も守れず、大勢〇して〇〇されただけという
結構なバッドエンドでは…。
そこは考えてはいけないのかな?
とにもかくにもブルース・リーは
唯一の存在だったのだなと改めて思いました。
まだ若くブルース・リーのイメージの定着は
次作になりますが
魅力的で肉体の強さを見事に表現する
稀有な役者の姿を堪能できました。
しかし社長も強かったな…。