映像で見るバッドトリップ

1996年のある夜、フランスのダンスグループがニューヨーク公演に向けて

人里離れた場所で最後のリハーサルを行っていた。

上機嫌で打ち上げが始まるが、そこに置いていたサングリラに

LSDが混入されていたことから、その場は狂い始め…。

ある方のおすすめ作品だったので見てみました。

主演のソフィア・ブテラちゃんもお目当て。

せっかくだからサングリラもおともに。

 

 

序盤は各団員のインタビューが始まり、

それぞれの考えを聞いた後

長いリハーサルのシーン。

ここがカッコよくて

(1996年が舞台なのでダンスとしては古いらしいですが)

音楽に合わせて結構乗ってみてたのですが。

 

途中の真上から移すダンスも

すごく見ごたえがあって個性が見えて

面白かった。

しかし

LSDに気づき、効き始めてからは

狂気狂乱。

回るカメラに目が回り

真っ赤なライトも目に痛い。

 

高い身体能力を生かして

これでもかというほどのたうち回ります。

そして狂乱の中でそんなもん一部だとも

言わんばかりの胸糞シーンの数々。

 

最初の打ち上げの下品な会話から

まーこのメンバーろくなもんじゃねえなって

思いましたが

ラりってさらにえげつない。

開いた口が途中から塞がりませんでした。

「うわっ」「えっ」「うーわ…。」ってな

感嘆詞ばっかり口にしてましたw

一人でよかった…。

 

映画としての基本構成も

最初にED、中盤にエンドロール、

カメラは上下反転して戻らないし

字幕もさかさまと言う挑戦っぷり。

 

最後に「犯人」があからさまに仄めかされますが

結局こいつは何がしたかったんだ。

 

まあそんなことはどうでもいいんですけど。

 

このとことんまで計算づくで

壊れて狂って、でもどこか美しい世界を

堪能させてもらいました。

 

あとは…ブテラちゃんの胸元かっこよかったな…。

 

次は海外ドラマ

FARGO シーズン3 第7話

「不可避の法則」の感想です。