少し前に見ましたSF映画。
2092年、科学の進歩により「死」がなくなった世界。
ここで世界最後の老人ニモが最後の「死」を迎えようとしていた。
それは世界中に放送されることになる。
彼はインタビュアーとの会話で自分の過去を回想していくが…。
彼の過去をいくつもの可能性から分岐された形で
美しい映像で見せます。
ですがちょっと難解というか…
分からないとこが多い。というかほとんど理解してないです。
ただジャレッド・レトの演じるいくつかの人生を
圧倒的な映像で見せてもらう。
人生とは過去の事実の積み重ねであるが
記憶の積み重ねでもある。
その記憶が人生を作るし、
行った選択は記憶がなければなかったものになるし
行わなかった選択も記憶があれば存在する。
少なくとも彼の中では。
本当の彼が何者でどんな人生を送ったのか、
それが事実であるかどうかより
彼がそこで死んだ事実だけを周囲は見つめる。
ではこれから永遠に記憶を積み重ねていく周囲の
人生とは…
哲学的に考えつつも答えはなく
映画への感想もあまり言葉にはなりません。
さて3人の女性は存在したのか。
でもたしかに彼の中では「彼女との人生」がありました。
ジャレッド・レトの目力がすごい!