野崎まど2冊目。今度はミステリー?

大学院生の舞面真面は、伯父影面に頼みごとをされ、

山奥の影面の豪邸へと足を運ぶ。

影面の頼みは、舞面家をかつて財閥にのしあげた

真面たちの曽祖父、彼面の遺言の謎を解くことだった。

従妹の水面とともにその遺言にある「箱」と「石」の

謎に取り掛かりだしたとき。

面をかぶった少女「みさき」に出会うが…。

 

大掛かりな謎があるのですが

一家にだけ伝わる話なので

こじんまりしたミステリーという印象。

でも決して面白くないわけではない。

 

謎の少女は確かに中学生くらいだし

実際に存在しているし、

世俗の話も普通にするのに

なぜか浮世離れしている。

 

主人公・真面くんも水面ちゃんもその点は同じ。

だから薄暗い森と静かな霧に包まれ、

でも危険はなくひっそりと隠されているような

お話でした。

 

ラストも二重構造。最後に隠された本当の真意が

明らかになります。

まさかこれが本体とは…。

 

 

すっと読めて楽しめて少し不思議な物語でした。

主人公の人生悟った雰囲気が西尾維新めいて

いるなーと思いましたけど

あそこまで尖ってはいないか。

いや別の意味で尖っているか…。

 

でも「「映」アムリタ」の方が衝撃は上かな。

 

とりあえず「再始動」はしたので

頑張って。

 

次は海外ドラマ

GRIMM シーズン2 第17話

「一人の怒れるフクスバウ」の感想です。