こちらも「バーナード嬢」から…。
芸大の映画サークルに所属する、役者志望の二見遭一は
天才と名高い1年生、最原最早の監督する映画に
出演しないか誘われる。
渡された絵コンテを読み始めた遭一は、その絵コンテに
引き込まれていくが、なんと気づくと二日が立っていた。
そのコンテと、最早の作る映画が持っていた力とは…。
SFと聞いていましたが
そうでもないな~と思いながら読み進め…
まごうことなきSFでした。
ホラーでもあります。
にぎやかな学生同士のやり取りと
映画という存在へ魅力と、根源的な疑問。
謎の少女最早の見え隠れする得体のしれない力。
それがまさかこんな帰結となるとは…。
こんな狂った、でも熱の感じな恋する心は
想像もできなかったです。
最初から最後まで主人公の一人称で
非常に読みやすいけど
この時点でミスリードは始まっていたのかも…
と思うとぞっとするし、
でもすごく興味深いと思いました。
これは面白かった!!
あと4作読んで「2」を読めば
そのすごさが分かるそうですが…
…読むしかなくなりました。
次は海外ドラマ
HANNIBAL シーズン3 第13話
「羊の怒り」の感想です。