キング御大の大長編ダークファンタジー。

不思議なドアの向こうは現代の世界。

そこで運命につながれたのは

麻薬中毒者のエディと、

二重人格の美しい黒人女性オデッタ。

ケガと化け物の襲来、そして

オデッタのもう一人の凶暴な人格にも

悩まされながらローランドは最後の一人を

見つけるドアの向こうへと…。

 

ローランドの異世界旅行第2巻(違)

しかし過酷な旅です…。

デッタさんの人格がまた強烈で

ろくでなし麻薬中毒者だったエディが

自分なりに必死でローランドとオデッタを

守ろうする姿が

ものすごく健気でまともに見えました。

 

何より3人目のジャック・モートンがクズすぎたw

趣味で無差別殺人する人非人。

彼の中に入ったローランドが

現代のニューヨークで銃の弾丸と

薬を手に入れに行きますが

結構むちゃくちゃするのが笑えました。

ジャックが良い人だったら

「犯罪者になっちゃうからやめたげて!」

と思いましたけど。

もっとやれとしか思いませんでした。

 

そしてなんとこの男があのジェイクを…

オデッタまで…。

ローランドの不幸の一つの原因が

こいつだったのか…。

ということは今後ジェイクは

ローランドには会わなかった、ということに?

タイム・パラドックスが発生したのでしょうか。

でもローランドの記憶はそのままだし。

この布石が今後どう生きていくのか。

 

とにもかくにも、絶望も絶望の中

最も望ましい形で仲間が揃ったローランド。

次の過酷な旅路はどのようなものになるのか・・・。

楽しみです。

 

【ダーク・タワーシリーズ 過去感想】

ダーク・タワー  
Ⅱ 運命の三人