このミステリーがすごい大賞作品。
ピアニストを目指していた少女は
ある日家の火事で祖父と従姉を失う。
彼女自身も全身火傷をおうが
回復とともにピアニストとなる決意を新たにする。
だがそんな彼女の周りで不幸が重なり、
殺人事件まで起こってしまう…。
音楽の表現が説明的でありながら
音が想像できる内容で、
また物語の面白さにも引き込まれます。
一人の少女の悲劇からの回復と
ピアニストへと成長していく姿、
そして事件の謎。
全てが見事に絡まり合っています。
正直最後のどんでん返しは
序盤で気づいてしまいましたが…。
疑わずに最後で驚きたかったなあ。
でも疑っても途中でそれを忘れるほどに
主人公の情熱がすがすがしくて
周りの無責任な悪意にも
負けずに立ち向かっていくのが
すごく読んでて気持ちよかったです。
特にいじめっ子3人を撃退し
一括するところが!
彼女がピアニストとしてどうなっていくかは
分かりませんが。
ドビュッシーと別れることはないんだろうな。
面白かった。一気読みでした!
さよならドビュッシー (宝島社文庫) [ 中山七里 ]
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映画版もよさそうですね~~。
次は海外ドラマ
HANNIBAL シーズン3 第5話
「コントルノ(副菜)」の感想です。