脳死をめぐる家族の葛藤。

離婚間近の夫婦、和昌と薫子のもとに

悲報が届く。娘がプールで溺れ、

おそらく脳死であると診断された。

娘は生きているのか死んでいるのか。

薫子は決意を持ち意識のない娘とともに

生活を始めるが…

 

映画版予告編。

 

デリケートなテーマを用い

強烈で深い母の愛と

それに翻弄される周囲…

生きるとは、死とはなんなのか。

日本における脳死判定の難しさも

訴えながらも

エンターティメントとしての作品の魅力も

外しません。

さすがの東野圭吾先生でした。

 

この愛を狂気だなどと私には

到底言えません…。

そしてこの愛が正しいとも

一概には言えない。

だけど間違いでもない。

白黒つけられない中での

落としどころはどうつけるのかと

ハラハラしながら読んでいたら…。

こう来たんですね。

 

クライマックスの緊張感ののち、

哀しくもすがすがしい涙が溢れます。

 

どうか登場人物に

幸せでいてほしいと思わずにはいられません。

映画も見てみようかな・・・。

 

 

 

次は海外ドラマ

GRIMM シーズン1 第21話

「セルフコントロール」の感想です。