しゃくりあげるほど泣きました…

ミゲルは、音楽が大好きな少年。

しかし高祖父が音楽のために家族を捨てたことで

ミゲルの家代々音楽が禁止されていた。

伝統の「死者の日」、ミゲルはふとしたことで自分の高祖父が

伝説的スターであるデラクルスであると知るが

聞く耳も持たずギターを壊され、ミゲルはデラクルスの霊廟へ。

そこでミゲルは死者の世界に迷い込んでしまい…。

 

家族ってめんどくさくてうっとうしくて、

でも例えようもなく愛おしいもの。

美しい死者の世界の中で明らかになる

家族の秘密と、ある真相。

ストーリーも映像も演出も何もかも素晴らしかったです。

さすがといわざるを得ないディズニー作品。

 

たまたま出会った人が…というのは

流石にご都合主義ですが、これはまあ神様の恩情として。

現世で写真を飾られることで死者は現世に戻ることが

できて、現世で忘れ去られることで第二の死がおこる。

写真やら肖像画やらが用意できないとこはどうなるんだとか

突っ込んではいけないところも多々あれど

この設定が秀逸。

認知症のひいおばあちゃんの記憶が最後の鍵で。

日々認知症の方と接してる身としては

消えていく記憶の儚さと残る記憶の強さに

感動せずにはいられませんでした。

 

音楽がメインテーマの一つである本作にしては

ちょっと音楽の印象がうすいのがもったいないですが

(アナと雪の女王が強烈すぎかww)

とにもかくにも大号泣しました。

 

前半と後半でキャラクターの印象が一片するのも

すごく面白かったです。

聞き分けのない頑固な家族たちが

最強の守護者になり、

憧れの大スターが…

 

最近のディズニーは悪役が悪役らしくないのが

ものすごく楽しい。

最高峰のアニメーション会社として

確実に変わっていってるのが分かります。

 

だからさあ、アカデミー賞にはディズニー殿堂入りさせちゃって

いいんじゃね?

 

とか思いましたww

 

あとは…お墓参り、行ってきます!!