では改めまして感想を。

英国紳士スパイアクションシリーズ2作目。

ネタバレ入ります。ご注意を。

ゲイリー・”エグジー”・アンウィンはキングスマンのスパイ・ガラハッドとして活躍し多忙な毎日を送っていた。

私生活ではヴァレンタイン事件の時に知り合ったスウェーデン王女のティルデと恋人となり幸せな毎日。

そんなある日、キングスマン候補生だったチャーリーが襲撃。

エグジーは撃退するが、後日「ランスロット」ロキシーの調べで

チャーリーがゴールデン・サークルという麻薬組織に入っていたことを知る。

警戒を伝えたが、エグジーがティルデ王女の両親の

国王夫妻と食事をしている時、

キングスマン本部とエージェントの住まいにミサイルが一斉射撃され…。

 

期待した通りの続編、ありがとうございました…!!

エグジーの成長、突然の喪失、新たな仲間との出会い、

生還していたハリーの復活、ヴィランの残酷性、傲慢な支配者、

男気ある最期、圧巻のワンカットアクション。そして…。

どれをとっても最高でした。

 

チャーリーの襲撃からはじまりますが、

こいつがここまで悪漢になるとは。

最初のアクションでエグジーの成長が見せられますが

しょっぱなから飛ばすこと飛ばすこと。

エグジー立派になって…!!

 

そして次に現れたの

が前作のラストでエグジーとえっちしはじめた王女さま。

捨てキャラだと思ってたのに、今作では正式にエグジーの恋人です。

これには驚きました。気さくすぎてびっくりの王女様ですがww

ただもうちょっとエグジーとの愛を深めに見せてほしかった。

でもこの恋愛部分は監督の興味の外というか…

前回のお母さんと妹と同じ役割分担でした。

ラストで結婚し、エグジーを王室の一員という最高の地位につかせるためのキャラと見えました。

不憫でもないし嫌われでもないし。私は王女様好きですけど。

 

こんな風に前作かぎりと思っていたキャラがしっかりと再登場(再活用)

するところはキャラを大事にしてるのだなと思うのですが、

その割にぶっ殺すことにかけては前作から引き続き本当に容赦しない。

ロキシーのことは覚悟してましたが、まさかあの人まで…。

 

 

マーリンがあんな死に方するなんて…かっこよかったけど…。

最高の見せ場だったけど…

朗々としたカントリー・ロードとともに爆死とか、かっこよすぎですか。

でも悲しい。

今作ではキングスマンを崩壊された後

「泣くのはすべてが終わってからだ!」とか言いながら、

そのあとで残されたウイスキーを飲みながら

「もっと俺が早く気付くべきだったんだ…o(TωT )」って泣き上戸になる

という萌えシーンを見せてくれたのに。マーリン大好き…。

 

マーク・ストロングさん今まで「裏切りのサーカス」や「シャーロック・ホームズ」で何となく好きでしたけど、大好きになりました。

 

 

そして今回のヴィラン、ポピー。怖すぎますジュリアン・ムーア。

表情はとっても無邪気なカリスマおばさんですが、

やることが…いきなり新入りに

「私には絶対忠誠を誓ってね。じゃその男(新入りを紹介した男)

ヘマしたからミンチにして(=⌒▽⌒=)」ですからね。

前作の頭ボカーンは爆笑しましたけど今回は笑えない…。

そしてミンチ肉をハンバーガーにして食べてもらたところで

「ようこそ、ゴールデンサークルへ♪」

こわあああああああ!!クラリスさんが後継者になってる!!

ツイッターで彼女を妲己ちゃんだといった人がいましたが

「それだ!!」と超納得です。

アニメはじまりますね。楽しみです。

 

 

そして目的は麻薬の完全合法化。

ここで麻薬中毒者に対する考え方が

今回のキャラの行動をはっきりと分けていて面白い。

 

で、新登場のアメリカ独立スパイ組織「ステイツマン」。

チャニング・テイタムの「テキーラ」が

めっちゃドヤ顔でエグジーとマーリンを迎えたのに、

ほぼ登場はそれだけ。

めっちゃポスターで目立ってたのに、と思ったら、

なるほどのラストシーンです。

ハル・ベリーの戦略担当官「ジンジャー」もかわいい女性です。

そして一番目立ってた「ウイスキー」は…

ちょっとかわいそうすぎました。

そこまでしなくてもいいのに、という最後でした…。

 

 

そしてそして生きていたハリー。

どんな魔法技術やねんそれと思う技術で生き残ってましたが…

記憶喪失に。

なにそれ、どこの二次創作と思いましたありがとうございました。

ハリーに出会ったエグジーとマーリンはさすがに殴りませんでしたが。

戻ってきたハリーには温かいハグが待ってました。

感動したなあ…エグジーの感極まった顔が可愛かった…。

しかしそこからしばらくハリーは後遺症でポンコツ。

登場シーンだった「マナーが人を作る」からのアクションが

フルボッコで笑いました。

そのあとでフォローにならず者たちを投げ縄でぼこぼこにした

ウイスキーさんですが、

全くそのアクションをキングスマンのメンツに見てもらえず。

ちょっとは見たげてよ!!とこっちが可哀そうでした…。

 

ですが最後のエグジーとの共闘でのアクション。

かっこよすぎて楽しくて本当に面白かったです。

何回も見直したいアクションシーン。

BGMとともに心地よいリズムがあって、

見ててホントに爽快感のあるアクションです。

 

とにもかくにも大興奮、でも容赦なく殺されまくり一抹の寂しさ。

そしてエグジーの結婚でまた一つうれしさと寂しさ。(ほぼ親目線)

今日はこの映画を見て感情がいっぱいいっぱいで、あと何もしてません。

 

楽しめました。続編はどうなるかなー…。

二番煎じでもいいからマーリンに生きて帰ってほしい!!!

 

前作「キングスマン」の感想はこちら