劇場版最終日に見てきました。



第二次世界大戦時、アメリカと日本のパイロットが同じ孤島に漂着する。
殺し合いを始める2人だったが、突然目の前に大きな影が現れた。
 
それから数十年。ベトナム戦争が終結する頃、特務研究機関「モナーク」のランダ博士はチームをつれて未知の孤島髑髏島への調査にむかおうとしていた。
 
トム・ヒドルストンとブリー・ラーソンにサミュエル・L・ジャクソンも出てたので
俳優につられて見に行ってたのですが…。
 
怪獣映画って…面白い!と初めて思いました。
考えてみれば特撮や実写が苦手な子供時代、怪獣映画も鬼門。
ゴジラもちゃんと見た記憶がない人間。
初めて劇場で怪獣映画を見ました。
(ジュラシック・パークは入れるべきか…)
 
序盤から全く焦らさず、遠慮なしにキングコングの全貌が登場。
突然シマ(文字通り)を爆撃してきた人間たちをあっさりと壊滅。
そこからは人間が巨大生物だらけの死まで一人また一人とそれこそ虫のように潰されていく。
巨大な水牛はもののけ姫を思い出してほっこりしましたけど、
巨大な蜘蛛は怖あああああ;;
そんな映像にわくわくさせてもらいました。
 
サミュエル演じるベトナム帰還兵パッカード大佐の復讐心と憎悪を軸に
人間ドラマもあるといえばあるんですけど…。
キングコングの存在感でどっちでもよくなってくる。
 
何よりキングコングの「島の神」っぷりが神々しくて感動します。
最初の一あばれから、傷を洗いに水場に来るシーンがあるんですが、
戦闘シーンよりこの静かな映像のほうがキングコングの大きさ偉大さが感じられます。
美女との心のつながりもありましたけど、よく聞く恋愛的なものではなく
「悪い奴じゃない」というほんのりとした信頼感。こういうの好きです!
島で生き残っていたマーロウさんのお話では今回のコングはまだ少年のようですから。
 
そして本当の邪悪な大蜥蜴スカル・クローラーたちとのバトル。
このスカルの造形、後で知りましたがエヴァの「使徒」を参考にしてるらしいです。
なるほど得体のしれない不気味さと重量感は同じものを感じられます。
でも一番すごいと思ったのはこのトカゲが這ってるのに二足ってことでした。
4本以上あるとばっかり思ってたので「あれ?二本しかない!!」と驚愕。
スピードのあるシーンが多かったのですが、
彼らは日常ではどんな動きをするのだろうと凄く気になりました…。
 
ラストはキングコングとスカル・クローラーの一騎打ち。
存分に楽しませてもらいました。
 
トムヒの細マッチョも見ごたえあったけど、やっぱ怪獣映画で人間は解説役…。
と思います。(映画素人)
 
ED後はびっくりしたなーーー。
繰り返しますが怪獣映画などほとんど見たことのない私でも
シルエットでわかる影が3体。
やっちゃうの?これハリウッドでやっちゃうの?
王様はわかるけどあれもこれもハリウッドで映像化されちゃうの?
日本人としての心が騒ぐおまけがありました…。
 
今回のキングコング、三部作の人つめらしいです…わあ…。