皆様こんばんは。西洋占星術師の山本零司です。コロナ禍で仕事や生活が大変なことになっておりますね。精神的にも肉体的にもお疲れになっていることと思います。お体ご自愛下さいませ。

前回に引き続きまた文章が長いです。僕自身に文才がないので、どうぞご容赦下さいませ。


1年の世相を示す木星が1221日に山羊座から水瓶座に入宮しました。

まぁ普段でしたら、現時点での世相に合わせた来年の時流をブログに書きとめるとこですが、今回の水瓶座入宮した木星は20年に1度の土星とのグレートコンジャンクション(大合)を伴っていますので特別です。


また他にも占星術上、大変大きな時代の転換期が重なってます。


200年間、地のエレメント(牡牛座、乙女座、山羊座)で続いたグレートコンジャンクションが、昨日の20201222日の水瓶座でのグレートコンジャンクションを期に風のエレメント(双子座、天秤座、水瓶座)に移行して、それが約200年続きます。これを「グレート・ミューテーション」と呼ぶみたいです。(知りませんでしたあせる)


物質世界から心の世界への意識変化につながると言われています。

しかし、ここはあくまで僕の主観になってしまって申し訳ないのですが、物質世界から、「知性とバランス、理解への世界」へのシフトチェンジのように感じてます。でもいづれは理解=愛なので、心の世界につながっていくとは思いますが、現在ではまだ初期段階です。まだまだ時間がかかりそうです。


占星術上、このような周期変化は重大です。地球自体へのエネルギー干渉を意味していて、人類への意識変化に強烈な影響を与えると考えられてます。


でも、長く占星術に関わり、惑星の星座移動影響が世界にどんな変化が起きるのか?を観察していると、本当のことを言えば、時代における人間の生活環境や意識変化と、占星術の惑星の変化の影響は「同時進行状態にある」と感じてます。

(ここで詳しく書くとまた長くなるので、気になる方は前のブログを読んでください。)


惑星の星座移動や周期変化影響が宇宙から降り注ぎ、まるで地球上で生活している人類がその影響下にさらされるように思われている方たちが多いと思いますが、上記に書いたように天と地は鏡写しの状態でシンクロニシティーしていると感じてます。


また今回はびっくりすることに、木星と土星のグレートコンジャンクションが、肉眼で見えるほど接近しました。なんと397年振りとの事です。


「それがどうした」と思われる方もいると思いますが、実は肉眼で見えることは非常に占星術では重要です。

元々、占星術は古代バビロニアで大規模な天体観測が元となり発祥しております。惑星のイメージやカラーを感情で感じて、その影響を地上の出来事を予測することに結びつけて体系付けられてきたものだからです。


「見えると言う事は、意識できる」と言うことです。非常に強い宇宙からのメッセージと受け取れます。


また元々、グレートコンジャンクションは完全矛盾を意味する惑星の結合です。

木星が発展や拡大、土星が制限、限界を意味しているからです。いわゆるアクセルとブレーキの結合とも呼ばれています。

「重い責務が課せられる時期」の意味もあり、吉凶がはっきり出ると言われています。これが形成される年は社会的に重大な分岐点となることも過去の検証から様々なパターンとして占星術上の歴史があります。


ここで今、この意味を現実の社会と結びつけて考えればとてもわかりやすく理解できます。

前回のブログでも書いたように、コロナ禍の中で、どうすれば苦しい状況下にあるものを良くしていくことができるか?(木星=経済、発展)

でもそれをすると感染拡大が起こることによって、どうコントロールするか?(土星=制限、限界といった事ですね。

どちらかに偏ることも、問題が起きます。かといってこのバランスは非常に難しく社会は危機的状況にさらされています。


そのグレートコンジャンクションが水瓶座で始まりました。


「水瓶座は黄道十二宮、11番目の星座です。水瓶座の中身は香り高い神酒とも、また英知の水とも言われ、天才創造の星座です。大いなる天空を把握するための広い視野と高度な知識が水瓶座の天性と言えるでしょう。」 

 〜ルル・ラブア占星学から引用〜


コロナは確かに人類から見れば天災です。生活は変わり、人との出会いや楽しい時間を大きく減少させました。

その結果、人々は精神的健全性を損なう状況になりつつあると思います。

それでも、この現実を受け入れ、八方塞がりな状況を皆で打破していかなければいけないのだと言うことでしょう。そのためには、「大いなる天空を把握するための広い視野と高度な知識が必要」なんだと思います。特に重要なのが広い視野です。

一方的に偏った意見、また自分で考える知識や知性を他に依存する事はもうやめていかないといけないですね。違う立場同士になれば、必ず意見は割れるものです。

I think「我思考する」I balance「我均衡せしむ」I solve「我解く」風の星座、双子座、天秤座、水瓶座のキーワードです。本当に人は知性を使っているのか?

なかなか難しいですね。目の前のことは見えていても、全体像はわかりずらいものですものね。ネットを見れば情報は溢れていると思います。しかしそれをきちんと精査し、一方的に飲み込まず、そして知識を知性に変えて、解く事が求められていく時代です。


もう多くの人が気づいているはずです。政治家や政府もこのような初めての出来事に対して、的確な指示など出せるわけありません。今の状況下ではどちらにも矛盾があるからです。その中で、もちろん日々の検証や科学的根拠に基づき、少しでもそれをコントロールすることを提案することはしておりますよね。


最近のマスコミの一方的な意見や部分的発言切り抜いた「見出し」はもう飽き飽きしてます。

まぁ伝えることがマスコミの仕事ではありますが、あまりにも問題点を過剰に指摘し、さも悪人のように伝える事が最近多く目につきます。

このような環境の中でそれを見た人が思う事は、「悪い感情の増長」にしかならないことも多いはずです。

またそのような過激な「見出し」には人が食いつきやすいものです。(もちろん僕も含めてです)

だからあえてそのような行為を取るんでしょうね。そのような物が目についたときには、逆に良いことの記事を調べてみるといいかもしれません。それによって両面からの情報を検討してみれば、正しい理解に近づけていけるような気がします。


長々本当にごめんなさい。テーマは「1年の世相を占います」なのに‥。本当に僕は文才がないとつくづく思います。


この1年間の世相において、上記にも書いた通りに社会的環境問題は解決しないと思います。

しばらく進化の過程においての苦しみが続く1年になると思います。

右往左往し、大いなる矛盾と理想社会に近づこうとするプロセスを四苦八苦しながら歩む1年間になるでしょう。

しかし良い事ももちろんあると思います。

科学技術の驚異的発展の1年になる可能性があります。コロナ禍においての問題解決のために世界全体が一丸となっている流れがあります。


それにより10年はかかると言われているワクチンも一応開発されてきました。

もちろん、短期間で作られたので難しい問題も現れてくるとは思いますが。


別の部分を挙げれば、電気、エネルギー、AI産業の発展も注目です。もちろんリモートワークも始まってますし、偶然にも(本当は偶然じゃないけれど)5G通信もいよいよ現実になりました。

日本のスーパーコンピューター富岳も重点的に取り組むべき社会的・科学的課題に向けたアプリケーション開発が開始されました。

また自動車産業でも温暖化ガス排出を実質ゼロにするために2030年代半ばまでに新車販売を電気自動車にする目標を既に掲げております。

そして、核融合炉研究の進歩が目玉になってくるのではないかと思っております。

人類の歴史を振り返ると、実は危機的状況の方が科学の進歩、発展は著しく向上しています。これだけ大きな占星術上の星の変化を見ていると、すぐに問題が解決し、状況が過去に戻るとは到底思えません。またナーバスな話を書いて反省しておりますが、大きな大局的な流れを感じます。1年のジェネレーションの変化では、目に見えるところでは「科学技術進化」ですが、本題は「人間意識の進化と覚醒」が始まる大いなる一歩となる年になりそうです。


最後までお読みいただきまして本当にありがとうございます。皆様どうぞ良いお年をお過ごし下さいませ。


※年始年末の営業について

仕事納めは12月29日火曜日、仕事始めは1月6日水曜日からとさせていただきます。


占いタウン Scorpio山本零司