遅くなりましたが、続きを投稿いたします。
射手座に運行していた木星が2018年11月より2019年12月2日まで、どのように世相にメッセージを反映していたか?を前回のブログで書かせていただきました。では実際、12月3日より山羊座に入宮した木星は(2020年12月20日まで山羊座を運行します) 2020年の年末まで、どのようなメッセージを世界に発信し、また人間の心に訴えかけていくのでしょうか?
今回の山羊座木星運行は世相に対して、かなり強い、具体的なメッセージを投影していくと思います。そしてそれは具体的な社会の規則、法律の根幹に強く変化、影響すると考えられます。
まずは木星の前に、2008年より山羊座に入宮している冥王星の話をしなければいけません。
2008年は皆様も記憶にあると思いますが、リーマンショックにおける世界同時不景気が起こった年です。
経済学者の方々は「100年に1度の金融危機」と伝えましたが、占星術家の中ではきっと違うイメージも持った方々もいらっしゃると思います。
僕自身が感じたイメージは「世界全体における社会の根底的変化の始まり」と受け取りました。
この時、日本での今年の漢字は「変」でした。そう冥王星は「変容の星」です。
蠍座の守護星で、死と生を意味し、空想的な面はなく、半ば強制的な変化を司る星なのです。それが山羊座(社会を表す星座です)に入宮した年にこれが起こりました。
たくさんの方たちも、これを具体的に感じた結果だと思います。
正直、この星より受けたメッセージはまず「不安」と「変化」そして「危機」でした。
あまりナーバスな事は書きたくありませんが、ただの景気、不景気とはとても思えませんでした。
時代はどんどん変化しております。栄枯盛衰、盛者必衰のことわり通り、物事は現実的状況を受け、変化せざるを得ない結果が出てまいります。
過渡期と言うものがあり、ずっと良い状況で登り続けることは今の段階では不可能です。
例えば現在の状況は、超高齢化社会(世界的にも)です。
医療の発展により寿命が延びたのは良い事かもしれませんが、別の経済面からすれば、医療費、社会保障がとんでもなく、必要となってきます。
問題はこれが、「世界が初めて体験すること」と言うことです。その状況を予測し、状況維持するための準備はできてないと言えるでしょう。苦難を受け止める必要があるといえます。
また超高齢化に伴い、生産人口は低下していきます。それを受けて経済の後退、また個人の生活は苦しくなりました。
日本が総中流階級だった頃と比べ、格差社会は広がるばかりです。
普通に仕事をして、普通の生活をすることが困難になってきてます。
その結果が、結婚人口の減退と少子化への加速を招いています。
世代間におけるジェネレーションギャップは広がるばかりです。若い人たちからの世代から上の世代を見れば、羨ましく思うかもしれません。実際、高度成長期の時代はそうでした。
経済に不安がないから、妻を娶り、子供を産むことに何の心配も疑問も持つ必要がありませんでした。
第二次ベビーブームに子供がたくさん生まれたのは、この両親の世代にこのような心の背景があったからです。
そうです。人間世界の結果や数値は、その時代の心情が必ず背景として反映されて結果が出てくるものです。
政治問題で、いろいろな対策がとられています。しかしそれはなかなか成果が出ません。
例えば、結婚や出産に対して手厚い状況を作っていればこのようなことにはならないと思うかもしれませんが、実はそうでもありません。今の高齢化社会の人口を若い世代が十分な数でフォローしようとすれば、人口爆発により別の問題も出てきます。
物事は単純じゃありません。上記に書いたように、大変化の前の「過渡期」なのです。
冥王星は2008年から11年かけて現在、山羊座21度を運行中です。
そうです、起点は2008年から始まり、現在に至っているのです。
冥王星の話はここまでにして、続いて土星の話も伝えなければいけません。
現在土星は山羊座19度を運行中です。冥王星と2度差で足並みを揃えている状況です。
土星は山羊座の守護星で「試練」「忍耐」「抑制」「限界」「責任」を表す星です。
土星が山羊座に入宮したのは2017年12月20日からです。土星は約1つの星座を運行するのに2年半の時をかけます。そして現在、山羊座に土星が運行している事が非常に強い意味を示すことになります。
占星術では「グレートコンジャンクション」と言う言葉があります。これはトランジットの木星と土星が同じ方向に重なることを意味します。
約20年に1度のスパンで起こる現象です。
木星は発展と拡大、土星は抑制と忍耐を意味しているので、星の性質としては間逆な意味があります。
この惑星を重ねて星のメッセージをリーディングすると、「表裏一体を意味する権利と義務」「重い責務が発生する世代」です。
社会的バランスが限界を生じ、しかしそれを維持するためには、厳しい抑制と状況を受け止め、共に歩んでいかなければいけないことになると感じます。
これが実際に新しい法律や規則として発令されていく年になると予測します。
新元号は‥「令和」ですしね。
グレートコンジャンクションは2020年12月15日に山羊座29度で(最後の度数ですね)起こる現象です。
お読みいただいてる方々の中にはナーバスな話で気が滅入る方もいるかもしれません。
あらかじめ謝罪させていただきます。
ただ実際に変化する社会状況を受け止め、混乱することなく、ご自身の準備や指針にしていただければと思い投稿させていただきました。
僕自身もこの時代の変化を考え、また自分の子供たちの教育に良い意味での影響として伝えていこうと思っております。
長文乱文大変失礼いたしました。