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ありがとうございます。
わたしの尊敬する空手家のブログ。
これを読んで、
ある出来事を思い出しました。
組手の稽古時間。
一対一で向き合い、
一人は突きを連続で出し続け、
片方はそれを受けたりかわしたりする稽古をした。
( いわゆる、スパーリング )
20秒の時間制限。
とにかく攻撃をし続け、
それを受け続けるハードな稽古。
ローテーションで総当たりする。
わたしは黒帯であるが、
組手はまだまだ修行が足りない。
色帯の男性と対戦した時だった。
見るからに試しにかかっている。
( あまり言いたくないが )女性だからと打ちのめしにかかってきている。
わたしが受ける番になると、
含み笑いをする。
( 気のせいと言われればそれまでだが… )
そう全員の男性が、
できた紳士とは限らない。
( 逆もまた然り )
必死になってしまった。
必死と一生懸命は違う。
わたしは矜持を保つために、
彼と同じ目線になってしまった。
今から思えば、
わたしの恐れが、
彼をそう見てしまったのかもしれない。
「 本当の強さとは? 」と問い続けている中で、
勉強になった経験だった。
冷静でいる、
動じないとはなんと難しいことか!
男性女性にかかわらず、
筋力の差、若さの強み、経験値…、
いろんな差があるが、
それを凌駕する「 強さ 」が本物なのだろうが、
それが一体何なのか…わたしにはまだわからない。
懇意にしている合気道師範の女性の話が印象的だった。
若い頃、オーストラリアへ合気道合宿へ行った時のこと。
オーストラリア人の筋骨隆々とした男性数人に、
合気道なんてとからかわれ、
怒り心頭したという。
女性のあなたに倒せるはずはないと言われ、
ちょっと技をかけたら相手の骨を折ってしまった。
あれはよくなかったわ…、
と彼女は苦笑いしていた。
( 冷静さを失ったということか、力のコントロールがうまくなかったという意味か … )
「差」を競うことにではなく、
協力と学びにすることに使いたいと思うこの頃…。
【 今日の想い … 】
合気道開祖 植芝盛平先生も、
養神館創始者 塩田剛三先生も、
小柄で筋力モリモリではない。
「 力を出すっていうことは我を出す 」
「 相手の力を利用して相手を征服する 」
「 呼吸力は中心軸 」
「 狂いのないこと 」
「 楽であり、難しい 」
空手家が合気道も習うのはよく聞くところ。
研究のし甲斐がありそうです。
最後までおつきあいいただき
ありがとうございます