ある末期がんの家族が自宅療養をされていました。
その家族が当事者の為にレイキヒーリングを学びにヒューマン&トラスト研究所を訪ねてきた。
本人は家族のために手当することの大切さを体得して「功」として最期まで大切な家族の為にレイキをされました。
辛そうな呼吸が、胸に手を置いたあげるだけで呼吸が楽になるというのです、「有難う」と言ってくれるその姿が嬉しくてと研修ごとにヒーリング経験を話してくれました。
終末を迎えるに当たり、係りつけの医師は家族が当事者に手を置いてあげることは最高の贈り物ですと言われたそうだ、その医師はご著名な方であるとお聞きします。
レイキヒーラーは自分が学んだレイキ療法を心を込めて手当をしていたのです。
その周りにいる家族にもそのように医師が言うのだから、是非当事者に手を置いたあげようと言ったそうだ、そうしたら家族は「今日は忙しいから、後で」と仕事に出かけて行ったそうです。
その言葉を家族に伝えた、その夜に当事者は亡くなられたのです。
レイキヒーラーはお見送りするに最期まで手を置けて「何の後悔もありません」とその時を振り返って涙ながらに話してくれました。
忙しい、忙しい、まことに世の中は慌ただしく忙しい毎日の連続です。
生きるか死ぬかと言ってる最中も「忙しい」「忙しい」心を亡くする・心を亡くすと言うのが現実の世界です。
その方に私は講義の中でこう伝えました。
レイキヒーラーというのは「時を豊かに使える人のことではないでしょうか」と、レイキの良さは知識として頭で知っていても、その行動を起こせなくてレイキヒーラーとは言えません。
レイドウレイキに縁を得てくださる方は選ばれた存在と出合えることを光栄に思います。
秋の夜の月は昔にかわらねど 世になき人の多くなりぬる (月)明治天皇御製
大宇宙の時の流れと小宇宙の人生と言う時間はまことに違いがあるものです、秋の月は昔とずーと変わらないけど、その中でなんとたくさんの人が亡くなっていくのでしょう(レイドウレイキ訳)