皆様:
「こころ」は月に一度、東日本大震災の被災者の方々と共に、世界中の人が人種、宗教、国境を越え、祈る会です。今月はNY時間9月10日(月)午後11時<日本時間11日(火)正午>に一斉に祈りを捧げます。どうか、お時間が合えば参加してください。お時間が合わない方も、どうかこの日に共に祈りを捧げましょう。
先日、福島第1原発で作業していた57歳の男性が心拍停止となり、搬送先の病院で死亡が確認されました。
猛暑の中、全面マスクと防護服を着用し、他の作業員たちと共に汚染水貯水タンクの増設に従事していました。
死因は、急性心筋梗塞でした。
原発事故後、死亡した作業員は5人となりました。
炎天下における外気温が30度とすると、作業員の体感温度は50度に達するそうです。
屋外現場には、日陰は殆どありません。
そしてありえないような放射線量の高さの中で、作業員たちは黙々と作業を続けます。
それだけの作業を続けているのに、敷地内の線量が高すぎてメディアが入られず、
私たちの元には、彼らの情報は殆ど入ってきません。それが現状です。
作業員たちは言います。
「誰かがやらなくちゃいけない。だったらその誰かになればいいんじゃないのって。」(31歳)
「(福島に)娘のお墓があるんですよ。家族はみんな避難させたけれど、俺だけは残ろうって。」(39歳)
「若い人は、これから結婚して子供を作るんだから、やっぱり私らの年齢の人が頑張んないと駄目ですよ。」(55歳)
「家族を養っていかなくちゃいけないですよね。現状では雇用は原発しかない。」(46歳)
原発で作業を続ける理由は様々です。
でも、私たちの当たり前のような毎日の生活は、そんな彼らによって守られています。
今彼らがいなくなったら、原発問題の収束はありえません。
過酷な環境の中で、毎日およそ3000人の作業員が原発収束のために戦っています。
今月は、そんな作業員の方々に深い感謝と敬意を込めて、祈りを捧げたいと思います。
今月の「こころ」は、NY時間9月10日(月)午後11時<日本時間11日(火)正午>です。
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こころスタッフ一同
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