アントニー・デ・メロの「沈黙の泉」と言う書をある先生からお借りしました。
短く語られた文章はたやすく理解できる本ではありません、教えを諭すものでもありません、それは自ら悟りをひらくように意図されて書かれている大切な知恵の結集です。
お借りして以来、許される時間少しずつゆっくりと静かに読み続けています。
知恵とは人間の言葉では伝えることのできない大切なことごとが内示しているものだと実感します。
その中に「癒し」について語られている文章がありました、何度も何度も読み返します「癒しとは何でしょう」「真の癒しとはなんでしょう」と探究します。
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失望して悲嘆にくれた人が、師の助けを求めてやってきた。師は言った。「あんたは心から癒しを欲しいと望むのか?」
「望まなかったら、わざわざここまで出向いてくるでしょうか?」
「いや実際のところ、たいていの人は癒しを求めずにやってくるのじゃ。」
「何のためにですか?」「癒しのために来るのではない。癒しは痛みがともなうのじゃから・・・人々は安らぎを求めてくるのじゃ。」
師は弟子たちにこう言った。
「痛みを味わわないでいやされるなら是非癒してもらいと望む人がいる。それはちょうど、変わることなく進歩することが出来るなら進歩を心から望むという人のようなものじゃ。」
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真の癒しとは大変厳しいものです、レイドウレイキのヒーリングは痛みなくそして内なる変化を促進することが出来るものです。
それでも命をかけて取り組まなければいけない課題に遭遇することも出てくるのです、有り難いことに成長して自分に与えられたヴィジョンを具現化するために。