通常の生活に戻りセンターでは広島からSさんを迎えてレイドウレイキヒーラー養成の平日コーが開催された。
復帰第一日目を初心の志で第1段階から始められることは身の引き締まる思いだった。
浦島太郎現象の中で昨日下界に降りてきてサイババの他界を知ったが、それよりもメディアは先日、癌で亡くなった元キャンディーズで俳優、田中好子さんのご葬儀が報じられてる。
葬儀の最期に自ら別れの言葉を伝えているテープを聴いて、命の灯火が消えようとしている中で気丈なラストメッセージが心に響いてきた。
果たして、死に際して、どこまで思いを伝えることが出来るだろうか?
病にかからないで過ごせることは大変に有り難いことだが、人間そうもいかないことがある。癌という病は、ある面、準備を整えられる時間をいただけるものでもあり、それは人間にとっての大きな転機になる。日頃の家族や職場での人間関係、仕事の仕方、生き方などあらためて考え、実行することが出来る可能が与えられているのだから。今回の東日本大震災のように、お別れを伝える間もなく押し寄せる津波にさらわれた人の無念とはまた別の次元で与えられたきっかけである。
そして、もはや癌=死ではない。様々な治療法も出ているし、レイキのように代替・補完医療として現代西洋医学と併用して職場に復帰すること、そして生涯を健康的にすごくことも出来る。さきの田中好子さんも、死の直前まで仕事をされていた。
ヒューマン&トラスト研究所にレイキヒーリングを受けに来る方、レイドウレイキヒーラー養成コースを受講する方で、癌の診断を受けている方も、ほとんどは入院することなく、職場なり家庭で過ごしている。
私自身がその身になったことがあり、それを振り返ってみると、人生の、そして魂の大きな転機となった。
病があろうと、なかろうと、「生ききる」ということは大事な事だ。そして、自らが多くの人に支えられ、支えながら「生かされている」ことの感謝を感じられることは、本当に幸せなことだと思う。
最後にあらためて、田中好子さんのご冥福をお祈りいたします。