参拝させていただいた時の那智熊野大社は秘境・熊野の霊場として緑深い山奥に真紅の社殿が荘厳な佇まいでしたが、裏山からの土砂が社殿にまで流れてきてしまったとは想像も出来ません。
一日も早く美しき那智熊野大社が復元されますことをこころより祈念いたします。
熊野大社に隣接する青岸渡寺は被害なかったのでしょうか?
那智山青岸渡寺のご本尊は如意輪観音です。
如意輪観音は求める珍宝を思うままに出す如意輪珠と、煩悩を砕き破る法輪の働きを象徴する観音です。
六道の衆生のの苦を抜き利益(りやく)を与えることを本誓(ほんぜい)とすると言います。

寺の外には聖観音がおいでになります。
聖観音は衆生の苦しみを救済してくださるお役割があります、写真のそのお姿は悲しみ苦しみを共感してまぶたが腫れ、包み込み見守ってくださるように見えます。
今回の近代まれなる台風による被害に遭遇された多くの皆様の悲しみ苦しみを救済して下さるのでしょう。