果物電池の解説⭐︎その3-Reinaてんてーのゆる〜い科学実験!Reinaゼミ | Reina オフィシャルブログ『Le papillon nommé Reina ♥』

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こんにちは!Reina+World(れーなてんてー)です♪

 

YouTubeの【果物で電池を作ろう】をご覧くださり、ありがとうございます💕

 

実験の解説と補足をこちらのブログで随時更新していきますので

よろしくお願いします!

誤り等があれば必ず修正しますので、コメントいただけると嬉しいです!

 

この解説記事は全部で3つあります。

「その1」ではボルタ電池の基本的な化学についてお話ししましたピンクハート

「その2」では果物電池の実際の反応についてと、「その1」で説明できない現象の説明をしましたびっくりうずまき

 

今回の「その3」では、動画の後半で紹介した

蒸かしたジャガイモについてお話ししていこうと思います!!

 

 

蒸かしたジャガイモで電池としての性能が良くなる理由は

 

①蒸かすことでジャガイモ内部の細胞壁が破壊されることキラキラによって、ジャガイモ自体の

電気回路としての抵抗(内部抵抗と言います)が減少する。

 

電圧「その1」「その2」で解説したように抵抗値に左右されないので、

オームの法則(電圧(V)=電流(A)×抵抗(Ω)から

 

(1)蒸かす前の電圧(V) = 蒸かした電圧(V)

つまり

(2)蒸かす前の電流値(A) × 蒸かす前の抵抗値(Ω) = 蒸かした電流値(A) × 蒸かした抵抗値(Ω)

 

なので

(2)'蒸かした電流値(A) = (蒸かす前の抵抗値(Ω) / 蒸かした抵抗値(Ω) ) × 蒸かす前の電流値(A)

 

となり、(蒸かす前の抵抗値(Ω) / 蒸かした抵抗値(Ω) ) > 1なので

 

蒸かした電流値 > 蒸かす前の電流値

となりますコーヒー

 

従って電力(W)(=電圧(V)×電流(A) ※電気回路で1秒あたりに消費されるエネルギーのこと)

蒸かした電力(W) = 蒸かした電圧(V) × 蒸かした電流値(A) 

> 蒸かす前の電力(W) = 蒸かす前の電圧(V) × 蒸かす前の電流値(A)

となります。

 

つまり、蒸かしたジャガイモ🔥の方が

 

・回路全体の抵抗値が減少することで

たくさん電流が流れており雷雷

・より大きい電力を生み出せる雷雷

というわけです。

 

 

こういった内容は下記URLなどに載っていますが

内部抵抗が減少する詳細までについては載っていないようです...。

 

https://www.researchgate.net/publication/239391768_ZnCu-vegetative_batteries_bioelectrical_characterizations_and_primary_cost_analyses

https://www.bbc.com/future/article/20131112-potato-power-to-light-the-world

 

 

長い長い解説になりましたが、お楽しみいただけましたでしょうかーー!!

それでは次回の動画もお楽しみに!!下差し下差し

 

なかんずくTV https://www.youtube.com/channel/UCKSUR7osIoCHwNfmP5p0baw

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