1978(昭和53)年7月22日(土)
PM9:00 テレビ朝日 土曜ワイド劇場
「下町探偵局・お手伝い志願」
ずいぶん待ちに待ったこの番組。
4月くらいから今か今かとドキドキしながら待っていたドラマです。
マコの役は、崎山和子なる人物。
共演は、松村達雄、峰竜太さんなどのほかに、今年の国際劇場の舞台で共演した武史君とか三波豊和さん、それにクロベーまで出演していた。
監督は映画ですっかりおなじみの西河克己さんです。
下町浅草を舞台にしているのだけど、熊本の工場廃液公害で両親を亡くした主人公が、その工場の社長に復讐をしようとするみたいな…ちょっと重い内容だった。
今までマコが出たドラマは、役名も昌子か、似たような感じが多かったし、内容的にもちょっとコミカルで人情劇みたいな感じが多かったので、その意外性にびっくりしたのです。
原作も半村良だし…・
ただ、今回のドラマの中の和子さんは、ちょっぴり二枚目半的要素も混ざっていたので救われたかな。
両親の復讐を思ってはいるけど、実際には心の温かな人物設定にしてあったし。
もちろん、マコの演技力のたまものなんだけど。
内容がちょっと露骨すぎたから、もうちょっと視聴者に考えさせるような内容であってもよかったんじゃないかとも思った。
今度は原作が読んでみたくなった。
きっと、ドラマとはかなり違うんだろうなぁ。
(注:当時18歳だった私が書いた文章をほぼそのまま書き起こしてます)
当時の新聞のテレビ欄からです。
古い新聞記事なので、すっかり変色してセピア色。
40年前ですからね。
このドラマには、当時のマネージャーさんがチョイ役で出てるんですってさ。
ご本人からお聞きしました。
