1977(昭和52)年12月31日(土)
PM9:00 NHK 第28回紅白歌合戦

今年一年間、ファンにとってもマコにとっても、それほど望ましい年じゃなかったかもしれない。

マコに言わせれば、それでも勉強になった一年だったと、言うと思うけど…・。

おそらく、今年が一番試練が多かった年だったと、私は感じてる。

 

でも最後の最後になって、すごく救われたと言うか、さぁがんばらなくては…と、勇気付けられたと言うか、気分としてはすごく爽やかな今の私なのだ。

 

今年の紅白は、恒例と違って、歌う順番がずいぶん前にはっきりしていて、おまけに紅組と白組の一組の歌手が対戦するような形になってた。

それを見て、まずマコの名前を真っ先に探した。

 

そうしたらなんと、マコの出番は、紅組の22番目。要するに後ろから三番目ではないか…

対戦相手は、お父さんよりも年上の春日八郎さんときてるからなおすごい!

驚くことはそれだけじゃなくて、紅白のオープニングの選手宣誓を紅組代表でやったのが我らがマコちゃんなのだ。

「昌子ちゃん偉い!!」思わず声が出ちゃったわ。

ちなみに白組は、加山雄三さん。これは親子みた~~い。

 

衣装は、白のふわっとした立ち襟のブラウスに、赤いビロードみたいな生地のベスト(キラキラした刺しゅう入り)と、同じ生地の真っ赤なロングスカートに黒の高貴なベルトって感じ。

とってもかわいいのよね~~。それだけで気分は最高。

 

恒例のラインダンスは、マコがトップだった。

毎年思うんだけど、あんな格好のマコはあまり見たくない。若手は全員やる事になってるから避けられないんだろうなぁ。

でもなかなか見事にやりこなしてました。もはや恥ずかしい…とか言ってられないもんね。

ある意味貴重かもしれない。他じゃ絶対に無理だもん。

 

私が紅白を見てるのはマコが居るから。

だからマコの出番が近づいてくると、私の方がそわそわしちゃってドキドキで大変なのよ。

今回はぐっと後半だったので、その待ってる気分もたっぷり味わえたけど。

 

マコの歌は「なみだの桟橋」

今回で、テレビで見るのは68回目。

楽しみにしていた衣装は、立ち襟で白地に光るチロリアンテープのようなのが付いたふわっとしたドレスでした。

 

紅組の司会の佐良さんの紹介のように、まさに熱唱って感じで、本当に目に涙をためていた。

そんな素晴らしいマコの歌を聞いたら、こちらまで感動が・・・やっぱり素晴らしいものは素晴らしいんだわ。

 

あんなマコを見てたら、ちょっと欲求不満気味だった気分がいっぺんにどっかにすっ飛んでいった。

頑張って、来年は絶対にマコの年にしなくっちゃって、闘志が湧いてきた。

 

そのあと、去年は着なかったけど、今年は振袖に着替えてきた。振袖着てる歌手はあまりいなかったので、マコは目立っててかわいかった。

 

結果としては白組の勝ち。

でもマコの場合、紅白で白が勝った翌年は縁起がいいのよ。本当に…。

 

さぁ、今年もマコで開けてマコで暮れようとしています。

来年の7周年に向けてまっしぐらです。

 

 

ここから下は、ノートの横っちょにメモしてあった言葉。

 

マコは10代ではただ一人後の方でした。

他のヤング歌手はほとんどすべて、前半に済んでいたのです。

 

マコの出番の時間、あんまりドキドキしちゃって、落ち着かなかったので時計を見るのを忘れてしまった。

でも11時半頃だったと思われます。

 

マコが歌う前のおじぎ、すご~~~く丁寧で礼儀正しいの。

でもちっともしつこくないし。

そんな所にマコの歌手としての偉大さと落ち着きを感じました。

 

マコが歌う時、両隣に百恵と淳子がいました。

一応、元高三トリオって事で応援のつもりなのでしょう。

 

でも居ない方がよかった。

なんか、他の2人を映したりするんで、気が散るのよ。

歌に集中できないような。

もっとも、私にはマコだけしか映らなかったけどね。

 

今年は、マコが割と中心的な役柄で、バンドさんの紹介の時に花束を渡したり大活躍でした。

 

 

 

 

(注:当時高校生だった私が書いた文章をほぼそのまま書き起こしてます)

 

 

 

この年の紅白のテレビ画面です。

 

 

まさに熱唱でした。

ほんとにすごかったんです。