1977(昭和52)年8月1日(月)
PM9:00 テレビ朝日 にっぽんの歌


今日出演する予定が無かったので、新聞を見てビックリ。

でも、たくさんの歌手が居たので 持ち歌以外は歌わなかった。

「なみだの桟橋」は最初の頃 感情たっぷりに歌ってくれた。


第2部の歌謡ドラマが、何とも言えなくおもしろかった。

マコって抜群の演技力でまいってしまった!

マコの役は 森進一の妹で夜行列車に乗って家出するって話なの。

それもセーラー服着てね。


それが森進一の格好があまりにおもしろいんで、会場のみんなはけらけら・・・。

なのにマコったら、ニコリともしないで淡々とセリフを言ってるの。

ばつぐ~~んなのよね、あの淋しそうな表情。


それにかわいいのよね、マコ!

“にいちゃ~~ん、おなかすいたよ~~”なんて言ったりして。

そこでなぜか森光子が出てきて、“兄が森進一で妹が森昌子、母親が森光子じゃ出来すぎてる~~”なぁんて言うのよ。

 

そうなの、母親の回想部分に森光子の顔がボ~~っと浮かぶんです。そこで「おかあさん」をチラッと歌ったわけです。


最後にこの番組のテーマソングを全員で歌ったけど、マコと森光子さん以外は口を合わせている程度。

マコの声はすごくきれいに響いていた。

このときは、五木さんとじゃれあってて いつ見てもおっかしなふたり!!


            

PM10:00 フジ 夜のヒットスタジオ

 

まず、新沼の謙ちゃんが「夕顔の雨」を歌って紹介してくれて、マコは山本リンダの「どうにもとまらない」を歌った。

それがそっくりな声出すのよね。ビックリしちゃった。


あとで歌うときに、司会の吉村真理さんから“ものまねがうまい!”って言われたけど、マコは“そう言うつもりは無かったんです~”って言ってた。

あまりにうまいから、少しやって・・・って言われちゃって遠慮してたのだけど 熱意にほだされてチョッピリだけやったのです。


だけど、今日の「なみだの棧橋」はすごかった。

歌に力が入ってるのよね。まさに熱唱って感じで たまらないんです、あの迫力!!

司会の人たちも驚いてるって感じで、感心してたよ。


今日のマコ、歌ってるときとその後では まるで別人のよう。

あんなすごい熱唱のあとでは、また五木さんとじゃれあってて・・・。

画面の後ろの方にマコが居て、相手は映っていなかったのだけど、マコたたかれてるのよ。もちろん、ふざけあってるのだけど。

そしたらやっぱり五木さんだった。

 

 

(注:当時高校生だった私が書いた文章をほぼそのまま書き起こしてます)

 

この頃の歌番組は、ほんとに楽しかった。

歌もちゃんと歌うけど、お笑いのコーナーもあるような…

いい時代でした。

 

 

 

 

 

まだあどけあ~~い頃の昌子ちゃん。

たぶん14歳くらいかな?