龍征が英語/日本語が話せるようになる過程⑧ | 三重県亀山市★英語・英会話教室★                    元高校教師Satomi & アメリカ人旦那サマの徒然日記

三重県亀山市★英語・英会話教室★                    元高校教師Satomi & アメリカ人旦那サマの徒然日記

2012年、三重県亀山市にて、アメリカ人の旦那サマと二人三脚で英語教室経営をはじめました。
長男と男女の双子ちゃんを授かり、日々バイリンガル子育て中!!

こんにちは、Satomiです

書きたい、書きたいと思いつつ
時間と体力がなく
めっちゃ久しぶりになりましたが
龍征の言語状況をまとめたいと思います

現在、龍征3歳半です(3歳児検診OKでした
1歳頃から微妙に気にはなっていたのですが
最近はすごく実感しています
龍征の中で
『英語を話す人』と『日本語を話す人』が完全に分かれています
そして、悲しい事に…
(こんなに頑張って英語で話しかけているのに)
私は完全なる日本語話者です
この言語の使い分けは
龍征がまだ1歳や2歳の頃からありました。
私はポジティブに捉えて
「いやいや。私の気のせい
私が英語で話しかけ続けたら英語で話てくれるようになる
と、果敢に英語で話し続けました。(今も、です

子供の脳って本当に不思議です
その人が〇語を話すから
「〇語話者」というわけではないんですよね…。
龍征は、その人の母国語に合わせて英語と日本語を使い分け
その上で、「〇〇ちゃんは△△語が話せる」とか
「□□ちゃんは◇◇語だけ通じる」という認識の仕方をしています
もちろん、「Mommyは日本語話者で、英語が通じる」分類です
「Daddyは英語話者で、日本語は通じるの分類です

Daddyと英語で話していた後に
私に対して英語がポロッと出ようものなら
「あ。Mommyごめん」と申し訳なさそうに言ってきます
『私、英語通じるし、いいんだけどぉ
むしろ、英語で話してほしいんだけどぉ』という
私の声は、もちろん今の龍征には届きません

そんな空しい状況の中
私が英語で話しかけ続けているのには理由があります
「思春期になった時のことを考えて」です

私が大学生だった時
生徒たちにとっても好かれている
とっても優しい雰囲気の外国人先生がいました。
もちろん、私も私の友達もみんな
その先生が大好きでした
でも、その先生がポロっとこぼしたのです。
「高校生の娘が自分と英語で会話をしてくれないんだ」と。。。
娘さんから
「ここは日本なんだし、パパも日本語を話したら
日本語で話してくれたらパパと話してあげる」と
言い放たれたそうです
いつものひょうきんな先生の姿は消え
この時の先生は本当に悲しそうでした。

また、元同僚で国際結婚をしている先生も
息子さんが幼稚園に通いだし、子供の社会が広がってきたときに
『ママはなんでみんなと違う言葉を使ってぼくに話しかけてくるの
と言われ、英語を拒否されたそうです。。。
そして、国際結婚したての私に
“Good Luck”と一言くれました


ただでさえ難しい子育て。
ただでさえ難しい思春期。
こんな風に言語の為に家族に亀裂が入るなんて。。。
杞憂に終わればいいけれど。。。
防げる手立ては
家族の言語を揃える事だと思いました

(昔どこかでブログに書いたと思いますが)
キャメロンと結婚したての頃
2人で決めました。
「リード家の言語は環境語と反対にしよう
日本で生きていく私たちの環境語は日本語。
だから、リード家語は英語なんです。

昔ながらの
「うちはうち。よそはよそ。」と断固言い張り
『日本語で話しかけてきた時には応えない』
という意地の張り合いを
子供たちがもう少し大きくなったら
していかないといけない時期が来るのだとは思いますが
それでも、それで
キャメロンだけが1人で矢面に立たずに済み
子供たちがGrandpa/Grandma達と難なく会話ができ
家族の問題として捉えていけるのであれば
そっちの方がいいかな

最近は龍征の可愛い日本語に引っ張られて
日本語を発してしまっている自分に喝を入れながら
夫婦共に信念を持って
龍征たちの英語力定着まで
年月かけていきたいと思っています

なので、龍征の発話レベルは
キャメロンやキャメロンの家族から聞き、知っている程度ですが
3語程度の文をつなぎ合わせて、器用に操り
意思疎通するには問題がないレベルだそうです
完全に日本語優勢です


Listeningレベルは、ちょっと最近
私が危機を感じています
感覚的なところも含め
私以上に
ネイティブレベルで理解できてるんじゃないかな
私は大人だから知識でカバーして
かろうじて内容理解は勝ってる
という感覚をよく感じるようになってきました

Speaking・Reading・Writingはまだまだ負けてなくても
いとも簡単に
3歳児からListeningで負かされる危機を感じるとは
思いもしなかったので
ちょっと複雑
私の20年ちょっとが3年で抜かれるのかぁ…
嬉し悲しい複雑です

現時点で
龍征にはバイリンガルの基盤は備わったと見ています
ここからは年月をかけて
気長に自発的な発話へつなげ、読み書きにつなげながら
日本で教育を受け
日本語の力をしっかりと付けていこうと思っています
10代になる頃に、もう一度(親が)奮起して
ネイティブレベルに引き上げていけばいいかなぁと思っています
それとも、子供が勝手に吸収していってくれたりするのかなぁ~
未知数です


最近、言語にカナリ反応するようになってきた双子ちゃん達の
バイリンガルの基盤を作ることに
これからは奮起する必要がありそうです

龍征の時より
不安もなければ
なんとなく道筋も見えているので
(私の)精神的に良いです
ただ
龍征の時と違って
もうすでに保育園に通っているので
いかに英語の時間を確保していくか
が課題となりそうです

英語学習はフルマラソンのようなものです
細く、長く、気長に、根気よく
頑張っていきましょう~