最後、お父さんが成仏しているように描きましたが、
このときはまだ成仏してません。
漫画上の表現でこう描いただけであって、正しくはケプリさんと話したことで成仏できる状態になった、ですね。その後、四十九日に成仏しました。
お父さんは、苦労をかけたという想いや、悪いことをしたことで罪悪感があったため、成仏しにくい状態でした。ケプリさんは、そんなお父さんの罪悪感を取り除き、この世に未練がないようにしたのです。
さて、この話を描くにあたり、ケプリさんに当時のことを聞いてみたところ...
夫人:お父さんに対して、怒らなかったの?
ケプリ:死んでる人にそれを言っても仕方ないからね。父親のことは許してたし。
夫:よくあの状況で許せていたね。
ケ:んー、その時には「罪を憎んで人を憎まず」という精神が出来上がっていたからね。
夫:その歳でなんでそんな精神が出来上がるの?
ケ:なんでって言われても。。
人を憎めなかったっていうのもあるかな。人を憎んで心が狭くなるのが嫌だったし。そうじゃなかったら、中学のいじめられっ子時代にもっと心が狭くなってた気がする。
夫:へぇー。。
お父さんには他殺の可能性もあったわけでしょ?それについては聞かなかったの?
ケ:聞いてどうにかなるとは思えなかったから聞かなかった。
と、言うことでした
次回は「父の遺したもの(仮タイトル)」