今日のあなたへ | ウラレイコ が今日もらったもの

ウラレイコ が今日もらったもの

毎日素敵な事がココロに刻まれて
毎日新しい自分になる幸せ
今日私がもらったものを書きたいのです

 

初めて乗る路線の電車は

最小の車両数で

のんびりと

 



 

「暑さ寒さも彼岸まで」

 



 

自然の中に生きている

言い伝えの実感を

黄金色には少し届かない

一面の稲田と




その淵に整列した

赤い花に思う

 

 



 

見上げずとも飛び込んでくる

抜ける空色を眺めながら

約束より少し早めに

小さな駅に到着した

 

 


 

初対面のあなたが発した

この言葉が

緊張をほぐして

涙腺を少し緩ませる

 

 




「よくがんばりましたね」

 

 




その30分の間で

あなたは私の今に

 



 いったん句読点をつけてくれた

 

 



その「。」は

起承転結で描けばきっと「転」へ

 

 

 


 

10年間務めた

コールセンターを辞め

息子の満腹顔を見る安心と

引換えてきた音声を

 

 

 


次は音として

残り役立つものに

なればいいなと





音訳ボランティアとして

難しい挑戦に

踏み出したばかりの今

 

 


 

息子が独立しても未だ

心が「、」で在る自分に気づく





時折その柔らかい彼の心が

揺れる姿に

 




私そのものは

一緒に揺れるよりも

ただ信じて

見守れる力で在りたいと

 


 

 

「。」を置いてみて気づく。

 

 

 

 

 

帰りの混んだ車両では

途中駅で開いたドアから

ベビーカーを押す家族が

 速やかに乗車できるよう



皆でつり革に

ささと順序よく移動し




若い女性は

杖をつくおばあちゃんに

席を譲っていた

 

 



往復の初路線の

印象が刻まれる

 

 

 

 

小さな縁や大きな縁の支えを

思う存分感じながら

自分を膨らませてみようと思う

初秋の一日





あなたに会おうと

勇気を出した7月の私を

褒めてあげたくなりました。




気持ちに「。」を付けて

安心して挑もうと思います。




本当にありがとうございました。



 

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「マルウーラ」の

ウラ レイコですニコニコ

 

 



毎日のおしゃべりのあなたは

同じ人でも違う人でもあるけれど



この小さく綴るおしゃべりに

偶然目を止めてもらえたあなたと




明日も一緒にいい日を

迎えられますように!



おやすみなさい