凄いのは桃がいる男性棟の利用者様たち。毎日毎晩就労先から帰り、ご飯を食べてから寒い中を、疲れているだろうに、近隣にチラシを配りながら『桃ちゃん~』『桃ちゃん~』とグループホーム門限ギリギリまで桃のことを 探してくれました。もちろんレホナ職員、パートスタッフも仕事の合間を縫っては探しまくる毎日でした。『きっと帰ってくる。あの娘は怖がりだからむやみに人について行かない、野良猫のテリトリーには入らない』私たちには確信がありました。
この子は寒いある冬の日、県内の海岸沿いの民家の軒下で推定生後7カ月で保護された猫でした。レホナ家にきてからも人慣れするのに1年かかりました。中でも利用者様のKさん、Aさん、Nさんには特別に懐いて可愛がってもらっていました。
続く