リハビリ40日目:30キロ過ぎで一番速く走るマラソン | アルペンスキーヤー&ランナーのリハビリ日記

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2014年1月11日の事故から1年後の完全復帰に向けた
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長らくブログを更新してなくスミマセンでした!
これからはマジメにブログ更新をしていきます☆

さて、今日の話題は、僕が一番尊敬するランニングの指導者である「小出義男監督」の本についてお話しします。

30キロ過ぎで一番速く走るマラソン



今読んでいる本のタイトルは、「30キロ過ぎで一番速く走るマラソン、サブ4・サブ3を達成する練習法」という、何とも興味深い内容です。

手前味噌ですが、2年間で僕は富士山マラソンで記録を1時間近く短縮することができました。

初めてエントリーした富士山マラソンでは、4時間25分で初フィニッシュ!

翌年の富士山マラソンでは、サブ4を狙っていましたが、後半の脚の痛みで歩いてしまい、惜しくも4時間7分。

そして昨年11月に走った富士山マラソンでは3時間27分でフィニッシュ!念願のサブ3.5を達成しました。

この2年間冬のスキーシーズン以外はランニングの練習に時間を費やしていましたが、全て我流の練習法でトレーニングを重ねており、特別なトレーニング方法などを教わるチャンスはありませんでした。

今年の富士山マラソンの目標タイムは、ずばりサブ3時間20分。今の自己ベストよりも10分短縮することが目標です。

4時間台ランナーが30分短縮するのは、それなりの練習をすれば達成できると思います。

でもサブ3.5から、さらにタイムを短縮するためには、量による練習も必要ですが、質の良い練習法が必要になります。

靭帯切って走ることもできないので、こんな時だからこそ「質の良いランニングの練習法」を学ぶために小出監督のこの本を読むことにしました。前置きがなが!(笑)


この本、とても詳しく練習法やメニューの作り方を説明しています。

冒頭で小出監督が言われているのがこの言葉。

「レースでいい記録を出したければ、前半から頑張ってはダメですよ。はじめはゆっくりいって、だんだんスピードを上げていく。一番速いペースになるのは30キロ過ぎ。それがいいタイムを出すコツなんです。」

確かにその通りであることは僕も知っています。でもこれって本当に難しいんです。

レースに出た方はお分かりだと思いますが、スタートして40分位過ぎると体や脚が軽くなり、自然にペースが上がってしまうんです。

しかも速いランナーにどんどん抜かれていく。そんな中、「ゆっくりなペース」で維持するのは精神的にも不安になります。

僕はこの「ゆっくりなペース」を間違って解釈していました。

小出監督が本の中で説明されている理論はこうです。

今まで1キロを5分のペースで走るのが精いっぱいのランナーがサブ3.5を狙うのであれば、
練習では1キロを4分15秒~4分30秒で走れるように脚と心肺に負荷をかけて鍛えていくことが大切なのです。
そして実際のレースの前半では1キロを5分のペースでゆっくり走る。

つまり、自分が狙うタイムを達成するペースよりも、さらに速いペースで練習で追い込んでおくことが大切なのです。。

だから「ゆっくりなペース」は実際はゆっくりではない。表現を変えると「抑えたペース」かもしれません。

シドニーオリンピックで金メダルをとった高橋尚子選手もチームメイトと一日70キロ近い練習をした後でも、一人で1時間ほど練習をしていたそうです。


著書の中で小出監督が言われた

「練習は裏切らない」

この言葉がとても印象深く心に残っています。


今週末は東京マラソンですね。キツイ練習をしてきた方も、そうでない方も悔いのないレースになること願っています。







これまで支払ったリハビリ費用
累計
47,035円




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