普露愚 そうがんきゃう【2005.10.17】 | 山本清風のリハビログ
 むかし松戸の国にちちを求めし男在りけり。











 西にちち豊かなる国あらば畑を為し



 東にちち乏しき国あれども赴きては



 ねんごろに掌を合わせ信心絶やさぬなり。











 或る時おどりばにて下着のごときいんなー



 いと流行り



 普くおのこのこころおどらすれども



 男ただ空し。



 また或る時さかみちにてぱむちら盛んになりて



 普くおのことびあがつて其の喜び表すれども



 男ただ無言。











 はて男



 其は何ぞ



 ちちに狂いて



 ちち狂いて詮なかるまひに



 何故空しくなりしや











 男曰く



 無言











 無言のままにそうがんきゃうを置き



 松戸の国へとかへつて往つたといふ。











 男はそうがんきゃうのむかうに



 何を求めたぞかしけれなむり。















 ぱむてえ。