リハビリ屋勉強会案内 動きのコツを学ぶ3回コース | リハビリ屋のブログ

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仕事(理学療法士)関係のこと、リハビリ屋で行っている研修会のこと、そして趣味(車、バイク、スポーツ)のことを適当に書いています。気が向いたときに更新してます。以前にこちらで書いていたボクシング系フィットネスのジムに関係することは別のblogに書いています。


2020年1月からは3回コースによる、運動学習の勉強会を開催いたします。

タイトルは
リハビリ屋勉強会 動きのコツを学ぶ3回コース 〜「自宅で一人でできる笑顔を引き出す運動学習 3Days」〜

講師は動きのコツ研究所代表の生野達也先生です。生野先生は保険外かつ法令遵守のリハサービスを展開されている、理学療法士の新たなビジネスモデルとして活躍されている先生です。
全国にクライアント様がおります。保険外サービスですから、けっしてリーズナブルとは言えないと思います。それでもリピーターが増えている現状はとても良い刺激と期待をセラピストの未来に与えてくれます。
今回は生野先生を長崎にお招きして、動きのコツの根幹とも言える運動学習についてお話しいただきます。



以下、講師の生野先生より

あなたはセラピストとして運動学習の目的をどのように考えていますか?

☑️より良い運動を学習させること

☑️各クライエントの長期目標を達成させること

個々のセラピストによって異なるでしょう。
 
 
 
私にとって、運動学習の目的は

『セラピストの指導がなくても、クライエントが
自宅で一人で運動学習できるように導くこと』

ことであると考えています。



あなた自身がスポーツをしていた時のことを思い出してください。

監督やコーチにフォームなどについて指導された後、
あなたは何を考えて運動学習をしていたでしょうか?

決して、監督やコーチに指導されたことだけするような受身の姿勢ではなかったですよね。

指導されたことを頭に置き、あなた自身で体の動きをチェックしながら、様々なシチュエーションを想定して試行錯誤を繰り返したはず。

たとえ監督やコーチの指導がいなくても、あなた自身で体の動きに耳を傾け運動学習を進めてきましたよね。



そうです。



運動学習に必要なのは、
「運動学習する本人が自分の体をチェック(評価)
     しながら実践し、試行錯誤を繰り返す能力」
なのです。



それができれば、

『セラピストの指導がなくても、クライエントが
       自分自身で運動学習ができる』

ようになるはず。



そのゴールへ向けた運動学習の取り組みとして、
3つの【ない】を取り入れています。



【①揉まない・動かさない】

揉んだり(リラクセーション)、動かしたり(ROM、動作誘導)すると楽に動けるようになります。
しかし、それを続けていると、「揉まれないと動けない」、「動かしてもらわないと動けない」ようになってしまう危険性があります。

セラピストの徒手的介入を一切せずに、クライエントが自分自身で運動学習ができる能力を引き出して行きます。



【②頑張らない】

私たちがついつい指導してしまう「頑張って!」という言語指示によって、異常な過緊張を生み出している可能性があります。

脳科学の研究によると、運動の出力には、触覚や運動覚といった体性感覚の質が影響すると言われています。

「頑張って!」と指示しなくても、「足裏にジンワリ体重がかかる感覚を意識しましょう」といった
体性感覚に注意を向けさせる言語指示によって、適切な筋緊張の出力が可能になります。



【③無理をしない】

スポーツをしているときに、基礎練習が十分できていない状態で無理をして試合に出たとしても、決して結果を残せなかったはず。
効果的な運動学習には、クライエントにあった運動の難易度設定が重要となります。

セラピストに動作誘導されないと楽に動けない動作は、クライエントにとっては難易度が高すぎる可能性があります。
自宅で一人で再現できないこともあるでしょう。

無理をせず、「少し意識したら楽に動ける」ような難易度の低い動作から運動学習を進めることで、「自宅で一人でできる」を引き出します。



今回のセミナーは実技中心で運動学習の実践力を身につけることが目的です。

3ヶ月を通じた、段階的な複数の実技を行うことによって、評価から介入に至るセラピストの臨床思考が身につきます。


リハビリ屋勉強会 動きのコツを学ぶ3回コース 〜「自宅で一人でできる笑顔を引き出す運動学習 3Days」〜

・2020年1月12日(日)10:00〜16:00
総論、歩行の評価・介入(評価中心)

・2020年2月9日(日)10:00〜16:00
座位〜立位ADLの評価・介入(介入中心)

・2020年3月8日(日)10:00〜16:00
歩行〜座位へ難易度設定しながらの実践



クライエントの「自宅で一人でできる笑顔」を見たい方は、ご参加ください。

勉強会は1月から3月までの第2日曜日に開催いたします。
たくさんの実技を通して理解していく勉強会です。
それぞれ、単発での参加も可能です。もちろん3回コースを通じて学ぶことが成果が出やすい内容で構成されております。

お問い合わせ、お申し込みは
リハビリ屋のGmail(担当 冨永)まで
rehabiliya@Gmail(gmail.com)

たくさんのご応募お待ちしております。