シネマ歌舞伎『唐茄子屋 不思議国之若旦那』で笑いっぱなし！
歌舞伎ってなんだか敷居が高い…って思ってたのですが、ここ数年はシネマ歌舞伎にハマってて、新作が出たらチェックしております。
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春興鏡獅子
しかし、今年1月に上映されてた
『唐茄子屋 不思議国之若旦那』。
実は、観に行けなかったのですね…。
ところが最近、なんと再上映されるという嬉しいニュースが！
これはもう見逃せないと思い、先日ようやく鑑賞してきました。
そして、その期待を裏切らない、素晴らしい作品だったのです
この作品は、古典落語「唐茄子屋政談」に「不思議の国のアリス」の要素を混ぜたと聞いてたから、どんな話になるのかワクワクしてたのですが、それぞれの要素を巧みに織り交ぜた期待以上の面白さだった！
歌舞伎ならではの華やかさと、現代的なユーモアが絶妙にミックスされており、2時間を通して飽きることなく楽しむことができました
他にも、古典落語の「大工調べ」とか「鈴ふり」とかのパロディ（オマージュ？）もいっぱい出てきて、笑いのツボが満載で、2時間ずっと笑いっぱなしでした
特に、小さくなるシーンで、ミニ若旦那、超ミニ若旦那の出現に、天晴れ感ありました！
「鈴ふり」は大人の事情があったので、そりゃあそうだなあという展開。
前半で山崎屋の床の間になんでカエルの置物があるのかなーって思ってたんだけど、後半で「そういうこと！」って伏線回収されるし、
モーゼ（十戒の海が割れるシーン）とルンバが組み合わさったり、「電源切れて帰れない」って、いつの時代設定だよーツッコんでしまったし、
花魁風にした髪飾りが八百屋ならではの小道具に、ニヤニヤしちゃった。
いやー、ほんと笑った笑った。
歌舞伎って難しいイメージだったのですが、
笑いあり人情噺あり、
現代にも通じる人の機微みたいなものが、
随所にちりばめられていて、
こんなに面白いんだって、改めて思っております。
また、古典落語の知らなかった作品とも出合え、
不思議の国のアリスとかもう一度読み直してみよう
と思えるきっかけにもなりました
シネマ歌舞伎は、映画館で歌舞伎を楽しめるから、初めての人でも気軽に観に行けるからオススメです
おあとがよろしいようで<(_ _)>
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