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なぜ精神科病院の作業療法士が身体的介入を必要とするのか?

11月の精神科セミナー実施に先立ち、精神科病院勤務の作業療法士に身体的介入の必要性について質問をしました。

「身体的介入は必要。それに需要も高い。例として、脳卒中で転院するも十分なリハビリを受けずに自分の病院に再入院するが、診療報酬上2時間算定だから関われる頻度も少なく、最終的に寝たきりになってしまう。」というような具体的なご意見をいただきました。

このように現場で働いている方のほうがより必要性を感じているかと思いますが、最近では様々な方法で数値や文書として紹介、推進されてきています。

ある調査では、精神科病院の作業療法士に「精神科にも身体的リハを導入するべきか?」といった質問をしていて、96%の対象者が「はい」と回答しています。

その理由として割合が多いのは「高齢化が進み必要性が高いから」、「一般科で十分なリハビリが受けられないから」です。十分なリハビリについての評価は人それぞれですが、研究対象者らは自らのケースのおよそ60%以上は一般科で十分なリハビリが受けられず再入院すると回答しています。

これはまさに、質問に答えてもらったことが数値として出ていましたね。

ここで身体的介入の実施状況はというと80%と案外高いですよね。

でも約半数の施設は算定をとらず無償で実施しているそうです。

皆さんの施設はいかがでしょうか。

もちろん必要だし、当然のように身体的介入をしている方もいらっしゃると思います。

しかし、そう簡単に身体面への介入が出来ないと悩んでいる方もいらっしゃいませんか。「人も足りないのに…」「収益につながらないことやったって…」「まずは精神科作業療法をしっかりやらないと…」などと周囲の目は温かいものばかりではないこともありますよね。

実際に80%の施設では身体アプローチをしているわけですから、まったく実施できないかと言われるとそうでもないわけなので、あとは実施の効果をどのように示すのかが重要なのではないでしょうか。

効果の示し方はそれぞれです。セミナーで学ぶ手技がその一つだと思っています。

次回のセミナーでは手技の理解をしていただきながら、効果の示し方もお話できる機会があれば幸いです。

特に精神科病院では同じ職場に勤務する作業療法士数が少ないからこそ、より外部からの情報共有を貴重な時間として考えています。

今日はここまでです。

最後までお読みいただきありがとうございます。


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