2023 佐渡国際トライアスロン大会 完走への考察と感想を込めた観想 5 2024年に向けて | リハビリテーション魂 ~リハビリテーション医の戦うブログ~

リハビリテーション魂 ~リハビリテーション医の戦うブログ~

滋賀県でリハビリテーション医師をしているリハ魂です.
第5波が沈静化するまで,新型コロナウイルスの最前線と感染制御の仕事をしていましたが,現在はリハビリテーション医に戻り,日々奮闘しています.
日々の思いとを綴ります.

トライアスロンの魅力のひとつに練習の手軽があると感じている.

ランはランニングシューズがあれば走れる.

 

仕事をしながら練習時間を確保していくトライアスリートにとって,最大の敵は時間の製作にある.

そういった意味で,特別な場所がスイム以外必要でないトライアスロンは,本当に就労しながら鍛錬を続ける現在の社会構造に向いている.

 

最近,下の子供がスイムに,はまりだしている.

保育園から通っているスイミング教室も,現在8年になろうとしている.

そのスイミングに何故か最近,面白くなってきた様子で,週2回の頻度に増えてきた.

下の子供を見ていると,ケノビが抜群にうまく,私は足元にも及ばない.

クロールは,3回ごとに1回の息継ぎのため,左右バランスよく息継ぎをするのでバランスもよい.

四泳法をバシバシ泳いでおり,羨ましい限り.小学生であるが,私より速く泳げるようになるのは時間の問題だろう.

ただ,この待ち時間に,私は走りに行っている.

昨日は,待ち時間の朝と夕に約各10㎞を走る事が出来るし,

今日は振り替えた分で,約2.5時間スイミング教室に行っていたので,バイク練習約55㎞も行う事が出来た.

こうやって,空き時間に,ポーンと練習出来る事が,トライアスロンの魅力だ.

 

そうやって日々練習している中で,2024年の佐渡国際トライアスロン大会の変更点がホームページに掲載されている.

この中で,重要な項目は3点

 

1.バイクにて赤泊ASの廃止

2.バイクWSでのボトル配給の中止

3.ランASでの,紙コップ中止.携帯ボトルの廃止

 

全て,トランジションに関する,栄養補給に関する話題である.

個人的な,感想を述べていこうと思う.

 

1.バイクにて赤泊ASの廃止

赤泊ASは,まさに正念場の小木ASの手前にあった.

 

多田WSと小木ASの中間地点になる.

バイクコースのエイドステーションは約20~30㎞の間隔のため,確かに赤泊ASは前後の距離が短い特徴があった.

しかも平坦な部分でもあり時間もかからない.

ここでの影響は確かにボランティアスタッフの負担軽減には大きな力となるだろう.

また私のような,Aコース完走を目指すトライアスリートにとっては,赤泊ASくらいになると,Bタイプの選手も通りすぎ,Aタイプの早い選手も通りすぎ,食料に関しては焼け野原と化している.

正直なんにも残っていないので,大した影響もない.ただのWSと化していたので,Aコース完走を目指すトライアスリートにとって全く問題ない.関係ないといってもいいだろう.

 

注意点は,次の小木ASにある.

久しぶりのASになるため,必ず止まる事になる.個人的には小木ASはスルーするのが吉を思っていたので,この作戦を変えることになる.

以前より話しているが,頭に叩き込んでおくことは

1)小木ASから羽茂WSまでは僅か8㎞,時間にして20分程度しかない.

2)小木の坂を越えるために軽量化が最優先.

となる.

小木の坂で,ボトルに水を沢山入れる事は,はっきり言って軽量化に逆効果となる.

まら,小木の坂を越えるうえで,正直水を飲んでいる余裕はない.ペダリングに集中することに必死であり,そもそもゆっくりゆっくり坂を登っている.

坂を登り切れば,エイドステーションが待っている.しかも多くのトライアスリートは,小木ASで休んでいるので,羽茂WSは空いている.利用しない手はない.

となれば,この小木ASでは,水分を摂取するくらいで事足りる.

完走を目指すトライアスリートにとっては,ASといっても食料品は焼け野原の跡なので,持参のものを軽量化も含めて食べておいて小木の壁(小木ASを右折したら,すぐに壁の様にそびえ立つから)に備えるだけだ.

 

結論:赤泊ASの廃止は,完走を目指すトライアスリートにとってはあまり関係ない

 

2.バイクWSでのボトル配給の中止

これも,完走を目指すトライアスリートにとっては良い事だと思う.そもそも完走を目指すトライアスリートでは,AS,WSともにボトルが売り切れている事がザラで,そもそもボトルを捨てないでアナウンスを事前に繰り返されているので,これも実は関係がない.

ただ,おそらく一刻一秒を争うトップアスリートにとっては,わざわざWSで降りて水分を補給するとは考えられないので,果たしてどうなるのだろうか.

日本選手権や,一部の強豪エイジグルーパー用に少しだけボトルを準備するのだろうか.

ただ,繰り返すが,そもそも完走を目指すトライアスリートにとっては,エイドステーションでボトルが無いのが普通で,そこで水分を補給するのが当たり前.さらに言うなら,基本的にコーラーは売り来ているのが当たり前,2022年はスポーツドリンクでさえ売り切れ,水道水しかなかったこともあった.

なので,これも正直関係ない.

 

結論:WSでのボトル配給の中止は,完走を目指すトライアスリートにとっては関係ない.従来通りである.

 

3.ランASでの,紙コップ中止.携帯ボトルの廃止

これは,大きな問題だ.ランの途中で携帯ボトルを持っていなければ,水分を補給することが出来ないとなると,これは完走が不能になることを意味する.

では携帯ボトルをどうやって運ぶか.

選択肢はいくつか考えられる.

私が思いつくのは以下の通り

1)ウエストポーチ型のボトルキャリアーを使用する

(引用:AMAZONホームページ,https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B5%E3%83%AD%E3%83%A2%E3%83%B3-%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%81-%E3%82%A6%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%B0-ACTIVE-%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%96/dp/B0992DGBML/ref=asc_df_B0992DGBML/?tag=jpgo-22&linkCode=df0&hvadid=604280547299&hvpos=&hvnetw=g&hvrand=9410167472850604518&hvpone=&hvptwo=&hvqmt=&hvdev=c&hvdvcmdl=&hvlocint=&hvlocphy=1009497&hvtargid=pla-1677658399599&psc=1&mcid=208ef688fda33094991134a30d7bc069,2024年2月11日閲覧)

 

これのメリットは,やはりバイクのボトルをそのまま抜いて,運べることだろう.欠点は毎回飲むごとに後ろからボトルを出さないといけないので面倒くさい.飲みながら走るのも面倒くさい.現実的には止まって飲みそう.

 

2)トレランザックを背負って,ソフトフラスクを使用する

(引用:gettyimages,https://www.gettyimages.co.jp/%e5%86%99%e7%9c%9f/%E3%83%88%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%B3?assettype=image&page=5&phrase=%E3%83%88%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%83%A9%gettyimagesE3%83%B3&sort=mostpopular&license=rf%2Crm,2024年2月11日閲覧)

 

これだと,走りながら飲めるので楽ちん.フラスクを使用知れば,水が揺れるチャポチャポも気にしなくていい.

ただ,トレランでは当たり前のこのグッズも,トライアスロンでは外観上の観点からは正直微妙かなぁ.楽ではあるけど.

あと,2023年の佐渡国際トライアスロン大会は灼熱地獄と化していたため,トレランバックを背負うのも暑いのが欠点か

 

3)携帯コップの持参

ホームページには「 参加賞のランニングソフトボトル等を携帯し給水してください。 」と書いてあるので,”等”をどうとらえるか.

(引用:AMAZONホームページ,https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B5%E3%83%AD%E3%83%A2%E3%83%B3-%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-%E6%8A%98%E3%82%8A%E3%81%9F%E3%81%9F%E3%81%BF-2022%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB-%E5%AE%B9%E9%87%8F150ml/dp/B09P397HRT/ref=asc_df_B09P397HRT/?tag=jpgo-22&linkCode=df0&hvadid=618992779379&hvpos=&hvnetw=g&hvrand=11633090457526683276&hvpone=&hvptwo=&hvqmt=&hvdev=c&hvdvcmdl=&hvlocint=&hvlocphy=1009497&hvtargid=pla-1749766227817&psc=1&mcid=41f8b301d690317fb5b19be6671a5f13&th=1&psc=1,2024年2月11日閲覧)

 

個人的には,これが一番現実的かと思える.

軽い,かさばらないのがメリットか.

このSALOMONのコップは150mlであるが,似たようなものは百円ショップにも売っている.

畳んで,サイクルジャージ・トライアスロンジャージの背中にでも入れておけばいい.

飲む時に止まってゴクゴク飲んで,また走ればいいし,歩きながら飲んで飲み終わったらまた背中に片付ければいい.

携帯コップでいいかどうかは,大会事務局に要確認であるが,確認さえできれば,大きな武器になるだろう.

 

結論:ランニングの水分補給は,大会事務局が許せば携帯コップも選択肢.

 

今回の佐渡国際トライアスロン大会の変更点で思った感想を記載してみた.

また2024年の結果がどうであったのか,見ていきたいと思う.