彼女は昔から可愛かった。小さいときは「可愛いね!」「お人形さんみたい!」と大人からチヤホヤされ
学生になると、彼女の美貌を羨む女子からはいじめられもしたが、いつも男子が守ってくれた。
学校で告白されるのは日常茶飯事で、街を歩けば、ダメ元と分かってても挑戦してくる男は次から次へと現れる。
彼女は自分が可愛いのは当たり前で、モテることになんの抵抗もなかった。
彼女の美貌は大人になっても、衰えなかった。むしろ、美しさと色気を備えて光輝いていた。
なのに、彼女は悩んでいた。
彼女に相応しい人が現れないことに焦っていた。言い寄ってくる男性はいるけど、これで妥協するわけにはいかなかった。
今でも、彼女は美しい。同年代の人と比べると群を抜いて美しい。
今でも、彼女は美しいと思ってる。
自分に相応しい人を探してる。
ある日、彼女は後輩の男の子に言われた。
「昔はさぞかし綺麗だったんでしょうね」
彼は嫌味で言ったんじゃない。本当にそう思っただけだ。
それでも、彼女は妥協できない。
ここまで選んで待ってきた。
焦って妥協したなんて思われたくない。
彼女はいつまでも探し続ける事だろう。「彼女に相応しい人」を
美は永遠ではない。
人は歳を取る。
それに気づかないと、痛いことになる。
気づいたときは大体手遅れだ。
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