めちゃくちゃなサイトがいい度胸して私のブログにトラックバックを送ってきました。
まずここが直接送ってきたサイト。
http://nikkei225news.jugem.jp/
そしてこれが上記のサイトからさらに転送されているサイト。
http://www.systemtrade.jp/archives/cat_1334457.html
「デイトレードで破産した人を救う会」などとうたっていますが、いってることはめちゃくちゃです。
よく読めば日経225の先物を買え、などと書いてあるではないですか。
いいですか、すこし年配の人なら小豆の先物ときけばピンとくるとおもいますが、先物なんてのは絶対に素人が手を出してはいけないものです。
なぜか簡単にお教えしましょう。
先物とは、本来、将来に現物が必要な人のためのものです。
たとえばあなたが和菓子屋さんだとして、小豆の価格が乱高下するので困っているとしましょう。
こういうときに、三ヶ月先や、一年先の小豆をいまのうちに特定の価格で取引するのが先物取引です。
一方で、生産者側も事前に価格が決まっていれば楽です。ですから、一定の価格で収穫前の小豆を販売したいとおもう生産者は先物でうります。
このように事前に取引するとき、三ヶ月後、一年後の小豆の代金をいますぐ払うのは大変です。ですから、基本的に先物は、手付金だけを払うことになっています。ここがポイントです。
仮に、一年後の小豆のある特定量の一トンの価格がかりに100万円だとして、たとえば一万円だけあればその契約が結べてしまうのです。
この手付けだけですむところがポイントントなのです。
もしあなたが和菓子屋さんなら、一年後の小豆価格が150万円だったとしましょう。それでもすでに手付けを払っているので、あなたは100万円で小豆を買えます。
いっぽうで、和菓子屋さんでもないのに小豆を買おうとする人がいるのです。なぜでしょう。
それは、もし一年後の小豆の価格が150万円だとすれば、100万円で買った小豆を150万円でうれば50万円の儲けになります。つまり、手付けにつかった金は1万円で50万円の儲けをだすことができます。これが先物がものすごく儲かるという仕組みなのです。
おわかりいただけましたでしょうか。これが先物がもうかるという意味なのです。そして、本当にもうかります。価格が思うように動けば。そうです。儲かるときには思いっきり儲かるように、先物は損する時には思いっきり損します。なぜでしょう。先ほどの原理の逆を考えて見ましょう。
かりに一年後の小豆の値段が50万円だったとします。しかしそれでもあなたはすでに100万円で小豆を買う契約を結んでいます。ですから、あなたは、相場で50万円で買えるものを100万円で買わなくてはなりません。あなたが和菓子屋さんで、もともとそ100万円小豆をかっても損しないならいいですが、転売目的で買った人はもろに損をかぶらなくてはいけません。つまり、一万円の手付けで50万円の損がでるのです。
おわかりいただけましたでしょうか。つまり、こういうことです。先物業者に100万円ぐらいの投資話だとおもってお金を渡すと、最悪、億単位の損失をだしてしまう可能性があるということです。これが先物は素人は絶対に手をだしてはいけないという理由です。
日経225だろうが金だろうが原油だろうが灯油だろうが小豆だろうが、先物とつくものはみな同じ原理です。お金が有り余ってどうしょもない人か玄人がやるものです。一般の人は絶対に近づかないで、郵貯や投信やせいぜい不動産投資をしましょう。
あ、あとそれからFXと称して為替先物を売りつける業者もいるようです。とにかく素人は先物は絶対にだめです。意味がわからない人は買ってはいけません。
このようなものを売りつけてデイトレードで破産した人を救う会、というのは笑止千万です。正しい名称は、破産寸前の人間がもう一度大博打を打つ会でしょう。
この男は慶応大学出身だと自称していますが、もしそうならば福沢先生は草葉の陰で涙をながしておられることでしょう。合掌。