ベストセラーなんかに惑わされないで | レジネッタ文庫通信

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レジネッタ文庫代表 酒井日香です。

朧塚さん著

「ブルー・ローズ・ウェイク」

が、いよいよ正式発売!!


応援よろしくお願いいたします!!
ブルー・ローズ・ウェイク/レジネッタ文庫 販売:密林社
¥750
Amazon.co.jp


初回納本分は35冊だったのですが、
今見たら、残り6冊(7/1現在)
ですから、もう29冊売れましたね!!


予約段階でだいぶ捌けました。


朧塚さんご自身がもともと、ミクシィや
ネットで固定ファンの多い作家さんなので、
こんな感じで順調に部数が捌けて
いきますが、ネットでの活動実績も
まだ無い著者さんですと、こうやって
少しずつ着実に売るのも至難の業
だろうと思います。


だからこそ、ましてや書店流通など
とんでもなくリスキーだということ。



やるからには、息の長い作家活動を
目指して、まずはネットからというのが
鉄則ではないかと。



描きつづけていさえすれば、いつか
チャンスは訪れますから。



さて、本日は


「ベストセラーなんかに惑わされるな」



というお話です。



これはちょっと精神論になって
しまうのですが・・・。



「ベストセラー著者になる」=
「作家として幸せ」



とは違うなぁと、代表・酒井は激しく思うのです。




特にレジネッタ文庫は、小説作品に重みを
置いた自主制作サポートですから、
小説に関してはことさら、上記の法則は
当てはまる気がするのです。


みなさんは、自分が産みだすキャラクターに
愛情がありますよね??


自分が産んだキャラが、他の人にも
愛されたら嬉しいし、ましてや、他の人が
自分の産んだもので二次創作なんか
してくれたら本当にハッピーだと思います。


では、逆は??


自分の分身そのものである、大事な大事な
世界観や、込めた思いや、キャラたちが、
ボコボコに悪口を言われたらどう思いますか??


すごく傷つきますよね。。。


たぶん、そのショックたるや、他の本の
ジャンルより激しいと思います。


小説は、こう言ってはなんだけれど、ある種


「キチGUY」


にしか描けないんですよ。。。


メンヘラの、キチGUYレベルの激しい人
ほど、もしかしたら天才作家かも知れない
んです。


でも、その


「作者の天才的キチGUY」


を、世間の人が見抜けるとは限らない。


「単なるキチGUY」


に誤読してしまうことも多々あるわけで。



そうすると、もともと小説家は自意識の
カタマリのような人たちが多いものですから、
安易に作品を大海原に放流してしまうと、
ヒドイ批評を受けて精神に大打撃を受けて
しまうことも多いのです。


だったら、やはり最初は、数万円~20万円前後で
作れてしまう自主制作書籍にトライして、身近な
読者に読んでもらって、コミケやコミティアの出展
にも慣れるように自己訓練していくのが一番
ベストではないでしょうか。


あるいは、自主制作を楽しみながら
新人賞なども並行して応募していく。


そういうやり方が、一番傷つかないし、
楽しいと思いますよ。



こちらはある意味、


「お池」


からのスタートですが、天才作家は往々に
して感受性が鋭いので、いきなり外海に
出てメンヘラを悪化させるのはどうかと
思うんですね。。。


私は、自分がいきなり


「大海原デビュー」



をしてしまって、その上派手に大失敗
しました。


「あそこまで大恥かいたら、フツーは
生きていられないよね」


レベルのことを2ちゃんねるにも
たくさん書かれていて、自分でも


「確かになぁ・・・」


と苦笑したようなヤツですけどね。。。



だからこそ、大金払って書店流通されて、
心無い人のぼろカス書評に見舞われて、
精神がおかしくなって、お金ばかりでなく
家族や友人や職場にも迷惑かけるくらい
なら、やっぱりお仲間がいてくれる自主制作
のほうが、あらゆる面でよっぽど、


「共同出版」


より優れているのではと。


文芸社や、幻冬舎ルネッサンスや、日本
文学館などは、いわば


「まだ稚魚の書き手なのにいきなり
大海原デビュー」


しちゃうのと同じシステムでしょう。


私はよく生きて帰れたなぁ。。。


うーむ。。。(汗)



自主制作は、ベストセラーみたいな派手な
ことにはならないかも知れませんが。



でも、そんな



「雲みたいにつかみどころのない、
実体のない言葉」



を追いかけて、痛い目見るのは馬鹿げて
いるような気がするのです。


人は、本を出すと、かなり(ものすごく)
盛りトークします。


出版社の増刷情報の裏では、実は著者さん
本人が何千部も、何万部も買い込んでいたりする。


広告料に1千万円とか、億単位のカネを
かけたりする。



そんなのって、だいたいはフツーの貧乏
アルバイターであるライトノベル作家には
住む世界が違うのですよ。。。



お医者さんとか、弁護士とか、ジャスダック上場企業
の成り上がり社長とかだったら、そりゃあ自著のシコミ
で数千万なんか使っても、全然痛くないでしょうけど。


でも、残念ならが私たち


「小説・漫画」


を志した者は、もう、宿命としてそちら側の
人間にはなれないのですねぇ。


ヒルズ族やごり押し士業連中が、大輪の
バラなのだとしたら、私たち作家は


「ビル解体後の空き地に咲くぺんぺん草」


なのです。


ぺんぺん草はあくまでもぺんぺん草。


野原の、土管の下あたりで這いつくばって
咲くしかないのです。



誰の目にも目立つバラにはなれない。


でも、地道に、背伸びせず、コツコツ書いて
いけば、ぺんぺん草だって野原一面を
覆い尽くすことができる。


我々貧乏人が、カネ持ちのオッサンとか
オバはんに勝つためには



「時間」





「めげない根性」



しかありません。



描きつづけ、発表し続けるしかない。



だからこそ、暗にベストセラーになれるかの
ような刷り込み宣伝を行う悪質高額自費出版
などに誘惑されて欲しくありません。。。



ベストセラーになるには、実はその裏で、
けっこう汚いお金の動きがあるのだと
いうことです。


そんなものをうらやましく思うより、
あなたを応援してくれている人に、
まっすぐに作品を届けたほうがいいと
思うのです。



そんな感じで、ベストセラーという言葉に
惑わされないで、しっかりした出版業者、
または、自主制作会社を選んでください。



もちろん、レジネッタ文庫はみなさんのご予算に
合わせた仕様の本づくりを提案できます。


3万円しかない、5万しかない、7万までしか
払えないなどの、超低予算自費出版でも
レジネッタ文庫はご相談に乗ります。


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相談は無料です。勧誘したりもいたしません。
代表・酒井日香が必ず返信します。


他の自費出版会社の見積もりが信用できない
とか、騙されたなどのご相談、これから高額
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