「描けないから描いてー」 | 南カリフォルニアでのreggioemilia approachの関わり

南カリフォルニアでのreggioemilia approachの関わり

アメリカ南カリフォルニア州でレッジョエミリアアプローチに関わって10数年。もっと知りたい、どうやったらこのアプローチを深められるのだろう、と探求して来ました。今までして来た事、これから関わっていく事をシェアしていきます。

この言葉よく聞きますよね。幼稚園や保育園の先生、親御さんだったら。。。

その時にみなさんはどうしますか?

 

私はアトリエリスタとして働いていたのもあって子供にチャレンジさせることを常にしていました。子供のそれぞれの力量を見極めてこの子供はこのくらい少し押してもいいかな、とかこの子はとりあえずやってみる、と言う気持ちを付けるところから、とか素材に触れて楽しませるのが先、などそれぞれ考えていました。そして、アトリエリスタをしていましたが、私は絵を描くのが今でも苦手です。

なので、4歳半の息子がこの間「描けないから描いて」と言ってきたので本格的にチャレンジさせてみました。今までも誘導していましたが、ここ最近はミニアトリエを作ったのもあるのか絵を描くことに興味が出てきています。やはり環境だなー、と実感。ミニアトリエは早くから設定させようと思っていましたが、息子はまだ絵を描く、と言うよりもまだ素材に触れる、素材に関わってどうなるのかという段階だったので、少し遅めにミニアトリエを設定しました。使ったものは元の通りに片付けられるし、もうハサミの怪我の心配もないのでミニアトリエの物も整理整頓出来ています。

 

そう、そして野菜や果物を描きたい、と言うので写真が乗っている絵本を使用して描くことを誘導しました。

描いたのはアスパラ、とうもろこし、人参、すもも、ブルーベリーなどなど。わかりますか??私この時期の絵って大好きです。想像に溢れていて!

 

そして今うちに大量にいる青虫くんたちの観察記録。

うちにはモナーク蝶が毎年卵を産みに来るのですが、すでに30匹くらいの青虫がいます。外にいるのですが、中に入れて観察。

 

子供の創造性を伸ばすには大人がこのように描く、と教えてしまうとその人の観念を子供に押し付けているのでやはりマラグッチの言う100の言葉を失ってしまうのかな、と思います。なのでなるべく本当のもの。例えば野菜や果物であれば本物を見せたり、写真を見せてどんな色かな、など会話をしながら進めていくと子供が子供の視点で見た感性で表現していくことができます。もちろん、アーティストの作品を見せて影響を与える、と言うのは必要だと思います。けれどもそれはあくまでもその人の作品ということを認識させることが大切ですよね。

 

息子の成長過程を見てまた何かアップします。

不定期のアップですが読んでくださってありがとうございます!

 

 

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